Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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19.19 サーバを撤去する

サーバの統合などにより,サーバを撤去する場合の注意点について説明します。

<この節の構成>
(1) 掲示板
(2) ユーザや組織
(3) 配信日時指定メール
(4) アプリケーション情報
(5) MTA
(6) アドレスサーバ

(1) 掲示板

撤去するサーバがマスタ掲示板となっている掲示板は,削除するか,マスタ掲示板を別のサーバに変更する必要があります。マスタ掲示板を別のサーバに変更する場合は「11.4 マスタ掲示板のメールサーバの変更」を参照してください。

(2) ユーザや組織

撤去するサーバをホームサーバとするユーザや組織は,削除するか移動する必要があります。ユーザや組織を別のサーバに移動する場合は一括登録ユティリティ等によりメールや登録情報も移動します。ユーザ移動時の注意事項については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド ユティリティ編」(Windows用)の「4.8 ユーザ移動時の注意事項」を参照してください。

(3) 配信日時指定メール

ユーザや組織を削除または別のサーバに移動しても,配信日時指定で送信/掲示していたメールや記事は配信を保留した状態のまま元のサーバに残ります。配信を保留しているメールや記事が残ったままサーバを撤去すると次のようになります。

配信を保留しているメールや記事の一覧はmllstdfqコマンドで取得することができます。なお,mllstdfqコマンドの詳細は「16.25 mllstdfq」を参照してください。

(4) アプリケーション情報

撤去するサーバのアプリケーション情報は削除する必要があります。アプリケーション情報の削除は「5.6.3 アプリケーション情報の削除」を参照してください。

(5) MTA

撤去するサーバのMTAは削除する必要があります。MTAの削除は「6.5.3 MTAの削除」を参照してください。

(6) アドレスサーバ

撤去するサーバのアドレスサーバは削除する必要があります。アドレスサーバの削除は「5.5.3 アドレスサーバの削除」を参照してください。

撤去するサーバにSchedulerやDocument Managerをインストールしていた場合は,アドレスサーバを削除した後にadcdnameコマンドを実行してサーバ情報を削除する必要があります。adcdnameコマンドは「16.2 adcdname」を参照してください。