Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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19.17 バックアップゲートウェイに自動的に再転送する

インターネットアドレスで指定した宛先のメールが,ネットワーク障害やサーバ障害等により,通常使用しているゲートウェイへのメール転送に失敗した時に,別のゲートウェイに自動的に再転送する場合は,バックアップゲートウェイを指定します。バックアップゲートウェイを指定する場合は,次の点に注意してください。

バックアップゲートウェイは,通常使用するゲートウェイとは別のゲートウェイを指定します。システムに複数のゲートウェイを設定している場合は,通常使用するゲートウェイは次の優先順位で選択されます。

  1. メール送信者のホームサーバに設定されたゲートウェイ
  2. メール送信者のホームサーバと同じルーティンググループに設定されたゲートウェイ(同じルーティンググループに複数のゲートウェイを設定した場合はシステムが自動的に選択します)
  3. メール送信者のホームサーバとは別のルーティンググループに設定されたゲートウェイ(別のルーティンググループに複数のゲートウェイを設定した場合はシステムが自動的に選択します)

通常使用するゲートウェイを確認する場合は,mlgwinfoコマンドを実行します。mlgwinfoコマンドの詳細は「16.24 mlgwinfo」を参照してください。バックアップゲートウェイは,各メールサーバに次の手順で設定します。

手順
  1. gmpublicinfoファイルに次の記述を追加します。
     
    BACKUP_GATEWAY=Y
     
  2. バックアップゲートウェイ指定ファイルを作成して,自動的に再転送する先のゲートウェイの国名,ADMD,PRMDを1行目にテキスト形式で記述します。
    バックアップゲートウェイ指定ファイル:<インストールディレクトリ>\x400\config\backupgw.txt
    記述形式:/C=<国名>/A=<ADMD>/P=<PRMD>
    記述例:/C=JP/A=smtpgw/P=smtpgw
    注意
    行末の半角スペースもゲートウェイ情報として認識しますので,余計な半角スペースを含めないでください。
  3. メールサーバを再起動します。