Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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17.4 delmail.logファイルに出力されるメッセージ

delmail.logファイルに出力されるメッセージについて説明します。

delmail.logファイルには,クライアントにより削除したメールの情報が出力されます。出力先は<インストール先ディレクトリ>\x400\runtime\journal\delmail\delmail.logです。delmail.logファイルの最大サイズは1Mバイトです。ファイルのサイズが最大サイズを超えた場合は,同じディレクトリにxxxxxxxx.old(xxxxxxxxは時刻から算出した英数文字列)という名前のファイルにバックアップされて,新しいdelmail.logファイルが作られます。バックアップファイルが5つを超えた場合は,古いバックアップファイルから削除されます。ファイルの最大サイズを変更する場合は,OSのシステム環境変数に次の環境変数を追加してください。

環境変数:SNX_LOG3_SIZEMAX_DELMAIL

値には最大サイズのバイト数を1〜2147483647の範囲の数値で指定してください。最大ファイル数を変更する場合は,OSのシステム環境変数に次の環境変数を追加してください。

環境変数:SNX_LOG3_FILEMAX_DELMAIL

値には最大ファイル数を1〜2147483647の範囲の数値で指定してください。最大サイズや最大ファイル数を変更した場合はアドレスサービスを再起動してください。delmail.logファイルやバックアップファイルはサービス停止時にファイルをコピーしてご利用ください。メールの情報は1通毎に1行のテキスト形式で,delmail.logファイルの最後に追加出力されます。行の中の各項目はタブ文字によって区切られます。次に,各項目の内容を項目順に示します。

(1)メール削除日時
メールを削除した日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。

(2)プロセスID
削除を実行したサーバプロセスのプロセスIDです。

(3)メール種別
受信メールであれば“RECEIVE”,送信メールであれば“SEND”です。

(4)O/R名ID
システム情報です。

(5)順序番号
システム情報です。

(6)主題
メールの主題です。文字コードはシフトJISコードです。

(7)O/R名
メールが格納されていたメールボックスのO/R名です。メールに記録されていたO/R名が出力されるため,メールボックスのO/R名を変更した場合は,変更前のO/R名が出力されることがあります。

(8)送信日時
メールを送信した日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。

(9)受信日時
メールが受信者のメールボックスに到着した日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。送信メールの場合は,値は出力されません。

(10)未既読状態
受信メールの場合は,メールが未読であれば“0”,既読であれば“2”です。送信メールの場合は,値は出力されません。

(11)配信指定日時
配信日時指定した送信メールの場合は,配信指定日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。受信メールの場合や,配信日時指定していない送信メールの場合は,値は出力されません。

(12)IPM-ID
システム情報です。

注意
メールの実体ファイルが存在しない不整合な状態の送信メールを削除した場合は,主題,O/R名,送信日時,配信指定日時及びIPM-IDの項目に,値は出力されません。