Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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14.11.1 メール操作のレスポンス向上

クライアントでメールを扱うときには,宛先や送信者名はニックネームや日本語名で表示されます。これは,Mail ServerがO/R名をニックネームや日本語名に変換してクライアントに渡しているからです。

Mail Serverでは,O/R名に「/D=RFC-822;」で始まる要素が含まれている場合に,ニックネームや日本語名へ変換しないようにすることができます。この機能を利用することで,インターネットアドレスを含むメールを一覧したり参照したりするときのレスポンスを向上させることができます。

<この項の構成>
(1) 設定方法
(2) レスポンスが向上する対象
(3) 注意事項

(1) 設定方法

  1. レスポンスを向上させたいメールサーバのgmpublicinfo「DDA_ORTONICK=N」を記述します。
    DDA_ORTONICKの詳細については,「5.8 gmpublicinfoファイルの設定」を参照してください。
  2. メールサーバを再起動します。

(2) レスポンスが向上する対象

この設定によって,次の機能のレスポンスが向上します。

(3) 注意事項

gmpublicinfoファイルに「DDA_ORTONICK=N」が記述されていない場合は,宛先ユーザとしてO/R名に「/D=RFC-822;」で始まる要素が含まれるユーザを登録すれば,インターネットアドレスも宛先ユーザのニックネームや日本語名で表示されます。

しかし,gmpublicinfoファイルに「DDA_ORTONICK=N」を記述すると,O/R名が変換されないため,宛先ユーザを登録してもニックネームや日本語名では表示されません。