Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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4.3.1 Object Serverの環境設定

Object Serverの設定には,次の二つの場合があります。

<この項の構成>
(1) 新規に導入する場合
(2) 既に導入している場合

(1) 新規に導入する場合

Object Serverのデータベースの設定時に使用する次のファイルについては,テンプレートファイルを提供します。各ファイルでのAddress ServerとMail Serverに固有のパラメタの設定については,「4.3.3  Object ServerとHigh-end Object Serverのデータベースファイルの例」を参照してください。また, Object Serverのデータベースの設定方法については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」(Windows用)を参照してください。

初期設定パラメタファイル
初期設定パラメタファイルは,Object Serverのデータベースファイルを初期化するために必要な情報を記述するものです。Address Serverは,初期設定パラメタファイルのテンプレートファイルとして,<インストール先ディレクトリ>\sample\dbinitfile1, dbinitfile2, dbinitfile3の三つを提供します。それぞれ小規模モデル用,中規模モデル用,大規模モデル用に定義されています。このファイルを使用する場合,運用するメールシステムの形態に応じて,各エリアのセグメントサイズ(割り当て及び増分サイズ)を,計算式を基に計算し書き換える必要があります。

システム共通定義ファイル
システム共通定義ファイルは, Object Serverのシステムに共通する定義情報を記述するものです。Address Serverは,システム共通定義ファイルのテンプレートファイルとして,<インストール先ディレクトリ>\sample\xodrc1, xodrc2, xodrc3の三つを提供します。それぞれ小規模モデル用,中規模モデル用,大規模モデル用に定義されています。このファイルを使用する場合,ファイル名をxodrcに変更し, Object Serverのエリア定義情報に記述するマスタディレクトリのファイル名を,絶対パスで,システム共通定義ファイルのdbm_masterオペランドに書き込んでください。

(2) 既に導入している場合

次の作業をしてください。

(a) Address ServerとMail Serverが使用するエリアの追加
(b) システム共通定義ファイルの変更