Hitachi

COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


3.5 メインフレームの固定長形式があるCOBOLソースファイルを解析する

メインフレーム向けに開発したCOBOLソースファイルでは,機能キャラクタによって記述がずれることがあります。メインフレームの固定長形式の機能キャラクタを考慮して,COBOLソースファイルを解析できるように修正する必要があります。

COBOLソース解析では,コンパイラオプションを設定して,メインフレーム向けのCOBOLソースファイルを解析できます。COBOLソースファイルを修正する必要はありません。

図3‒5 メインフレームの固定長形式のCOBOLソースファイルを解析する

[図データ]

作業の手順

  1. COBOLソース解析を起動し,[解析対象プロジェクト]画面を表示します。

  2. 新規で解析対象プロジェクトを作成する場合は,次のどれかを実行します。

    • [ファイル]−[新規作成]メニューを選択。

    • 画面領域を右クリックし,ポップアップメニューから[新規作成]を選択。

  3. 次のどれかを実行します。

    • プロジェクト名をダブルクリック。またはプロジェクト名を選択し[Enter]キーを押す。

    • プロジェクト名を選択し,[ファイル]−[解析の実行]メニューを選択。

    • プロジェクト名を右クリックし,ポップアップメニューから[解析の実行]を選択。

    [COBOLソース解析−ステップ1/3]画面が表示されます。

  4. [COBOLソース解析−ステップ1/3]画面にCOBOLソースファイルを登録します。

  5. [COBOLソース解析−ステップ1/3]画面で[解析オプション設定]画面を開いて,[登録集原文指定]タブに登録集原文が格納されているフォルダを指定します。

  6. [解析オプション設定]画面で[コンパイラオプション]タブを選択し,[オプション]テキストボックスに「-CompatiV3 -V3Rec,Fixed」コンパイラオプションを指定します。

    [図データ]

  7. [COBOLソース解析−ステップ1/3]画面で[生成オプション設定]画面を開いて,出力先フォルダを指定します。

  8. COBOLソース解析を実行します。

    機能キャラクタ(X'0A42'/X'0A41')があるメインフレーム形式として解析された結果が,ソース解析情報に出力されます。