3.3.2 セットアップコマンドを実行する
作業の手順
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組み込みデータベースをセットアップするときは,easetupコマンドを実行します。
easetupコマンドでは,-pオプションに組み込みデータベースで使用するTCP/IPのポート番号を,-dオプションに組み込みデータベースのフォルダパスを指定します。
- 注意事項
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TCP/IPのポート番号は,インストールするWindowsマシンで固有な数字を5001〜65535の範囲で指定してください。-pオプションを省略すると,20411が仮定されます。
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組み込みデータベースのフォルダパス名は,ドライブ名(「A」〜「Z」,「a」〜「z」の1文字+「:」)で始まり,「A〜Z」,「a」〜「z」,「0」〜「9」,「 」(空白),「_」(アンダスコア),「.」(ピリオド)とパスを区切る「¥」で構成される,110文字以内の半角文字列で指定してください。
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空白文字または丸括弧を含むパス名は,前後を引用符(")で囲んでください。囲んでいないと,別のオプションと認識されます。
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ネットワークドライブへは,組み込みデータベースをセットアップしないでください。
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easetupコマンドの-dオプションで指定したフォルダがすでにWindowsマシンにある場合は,そのフォルダに組み込みデータベースが作成されます。このフォルダにデータを格納している場合,インストール前のデータはすべて初期化されます。以前の環境をそのまま使用できません。以前の環境を引き継いで使用する場合は,バックアップとリストアを実行してください。
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TCP/IPのポート番号に20411を使用し,組み込みデータベースのフォルダパスにD:¥cba dbを指定したコマンドの実行例を次に示します。
> easetup -p 20411 -d "D:\cba db" 組み込みデータベースのセットアップ処理実行中です。 組み込みデータベースのセットアップ処理が終了するまでに数分以上かかることがあります。 コマンドを実行している間は,Ctrl+Cキーなどで外部から停止しないでください。 セットアップ処理を完了しました。 >
easetupコマンドの実行後,「セットアップ処理を完了しました。」のメッセージが出力されたら,組み込みデータベースの作成は完了です。
- 注意事項
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組み込みデータベースのフォルダは,エクスプローラで直接変更しないでください。組み込みデータベースのバックアップおよびリストアは,DBユティリティのコマンド(eabackupコマンド,earstrコマンド)を使用してください。