Groupmax Workflow Version 6 ビジュアル定義・シミュレータ・運用モニタ ユーザーズガイド
Workflowには次の四つのユーザ権限があります。
- ドメイン管理者
ドメイン内のWorkflowのすべての情報を管理できます。
- ワークフロー運用管理者
ビジネスプロセスを管理できます。
ユーザ,ロール,及びビジネスプロセスを定義してWorkflow管理サーバに登録します。また,定義したユーザ,ロール,及びビジネスプロセスを各Workflowサーバに配布します。
- ビジネスプロセス管理者
ビジネスプロセスを管理できます。
ユーザ,ロール,及びビジネスプロセスを定義してWorkflow管理サーバに登録します。
- 一般ユーザ
業務の担当者にあたります。Groupmaxで定義されたビジネスプロセスに従って,配布された文書を処理します。
これらのうちどのユーザ権限を持っているかによって,Workflowの各ツールでできる作業が違います。各ツールでの作業と,その作業ができるユーザ権限について説明します。
- <この項の構成>
- (1) ビジュアル定義での作業とユーザ権限
- (2) シミュレータでの作業とユーザ権限
- (3) 運用モニタでの作業とユーザ権限
(1) ビジュアル定義での作業とユーザ権限
ビジュアル定義での作業とユーザ権限の関係を,表 1-1に示します。
表1-1 ビジュアル定義での作業とユーザ権限の関係
作業内容ユーザ権限 ドメイン管理者※1 ワークフロー運用管理者 ビジネスプロセス管理者 一般ユーザ ワークフロー
ユーザ定義ユーザ情報の定義 ○ △※2 △※2 × ユーザ情報の参照 ○ ○ ○ × ワークフロー
ロール定義ロールの新規作成 ○ ○ ○ × ロール定義の参照 ○ ○ ○ × ロール定義の変更 ○ △※3 △※3 × ワークフロー
定義フロー図の作成 ○ ○ ○ ○ フロー図のサーバへの登録 ○ ○ ○ × 配布管理 配布定義 ○ △※4 × × 配布状況の確認 ○ ○ ○ × 配布管理者の変更 ○ △※5 △※5 × 配布定義の内容変更 ○ △※4 × × (凡例)○:作業可 △:条件によって作業可(各注を参照) ×:作業不可
注※1 ドメイン管理者は,ワークフローユーザ定義を使ってWorkflowのユーザ権限を設定できます。
注※2 自分が更新権限を持っている組織に属するユーザのユーザ情報(Workflowのユーザ権限以外)だけを操作できます。
注※3 自分がロール定義者になっているロールだけを操作できます。
注※4 自分が配布管理者になっている,ビジネスプロセス又はロールだけを操作できます。
注※5 自分がビジネスプロセス管理者又はロール定義者になっている,ビジネスプロセス又はロールだけを操作できます。
(2) シミュレータでの作業とユーザ権限
シミュレータは,ドメイン管理者から一般ユーザまでのすべてのユーザが使えます。
ただし,ビジネスプロセスをシミュレートした結果,エラーなどがあった場合は,ビジネスプロセスの定義内容を変更する作業が必要になるため,ビジネスプロセス管理者以上の権限を持つ方がシミュレータを使用することをお勧めします。
(3) 運用モニタでの作業とユーザ権限
運用モニタでの作業とユーザ権限の関係を,表 1-2に示します。
表1-2 運用モニタでの作業とユーザ権限の関係
作業内容ユーザ権限 ドメイン管理者 ワークフロー運用管理者 ビジネスプロセス管理者 一般ユーザ 業務状況及びユーザ情報の参照 ○ ○ ○ ○※1 業務状況及びユーザ情報の変更 ○ ○※2 ○※2 × (凡例)○:作業可 ×:作業不可
注※1 参照権限を持っているビジネスプロセス及びユーザの情報を参照できます。
注※2 更新権限を持っているビジネスプロセス及びユーザの情報を変更できます。
All Rights Reserved, Copyright (C) 2000, Hitachi, Ltd.