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TP1/COBOL adapter for Cosminexus ユーザーズガイド


11.3.2 入出力用の「Bean生成ウィザード」に表示されるパラメタテーブルの編集

入出力用の「Bean生成ウィザード」に表示される表の各フィールドの編集方法について説明します。

[図データ]

  1. レベル番号フィールド

    指定された登録集原文に定義されたデータ名のレベル番号を表示します。

    このレベル番号フィールドを編集することはできません。

  2. データ名フィールド

    指定された登録集原文に定義されたデータ名を表示します。この時,次の条件に該当するデータ項目名が変換されます。

    • Javaの言語仕様により,ハイフン(−)をデータ名として使えないため,COBOLのデータ項目名にハイフン(−)が含まれる場合,自動的にアンダーバー(_)に変換して表示し,対応するソース生成時のプロパティ名もアンダーバー(_)で生成します。

    • Bean生成ウィザードではプロパティを基本項目のデータ名から生成するため,基本項目のデータ名は修飾なしで一意でなければなりません。規則に反した場合,エラーとなります。

    • JavaBeansの命名規則により,COBOLのデータ項目名に英大文字が含まれる場合,自動的に英小文字に変換して表示し,対応するソース生成時のプロパティも英小文字で生成します。ただし,メソッドの場合,先頭の1文字だけを英大文字にして生成します。

    • このデータ名フィールドを編集することはできません。

    • FILLERは,$00001,$00002…のように先頭1文字が"$"で残り5文字が昇順の番号という名称でデータ名フィールドに表示します。FILLER項目の最大数は65,535個で,65,535個を超えた場合はエラーメッセージを出力して処理を中止します。

  3. データ属性フィールド

    指定された登録集原文に定義されたデータ属性を表示します。

    このデータ属性フィールドを編集することはできません。

    表 11-1に各データ項目に対応する表示文字列を示します。

    表11‒1 各データ項目に対応する表示文字列

    データ項目

    表示文字列(Javaでのデータ属性を表示)

    英字項目

    英数字項目

    英数字編集項目

    数字編集項目

    日本語項目

    日本語編集項目

    文字列データ(String)

    単精度内部浮動項目

    単精度データ(Float)

    倍精度内部浮動項目

    倍精度データ(Double)

    1〜4けたの小数を含まない2進項目

    Shortデータ(Short)

    1〜4けたの小数を含む2進項目

    10進データ(BigDecimal)

    5〜9けたの小数を含まない2進項目

    Integerデータ(Integer)

    5〜9けたの小数を含む2進項目

    10進データ(BigDecimal)

    10〜18けたの小数を含まない2進項目

    Longデータ(Long)

    10〜18けたの小数を含む2進項目

    10進データ(BigDecimal)

    外部10進

    10進データ(BigDecimal)

    集団項目

    集団項目

  4. 繰り返し回数フィールド

    繰り返し回数はOCCURS句がある場合,その回数を表示します。OCCURS句がない場合,0を表示します。

    この繰り返し回数フィールドを編集することはできません。

  5. 別名フィールド

    日本語データ名,修飾なしで一意にならないデータ名に対する別名を入力する領域です。該当個所を選択すると,編集モードになります。別名の編集を行った項目は,対応するソース生成時のプロパティ名が別名に置換されます。別名の編集用途は,次のとおりです。

    • データ名が日本語(データ名に英小文字,数字,ハイフン(−),アンダーバー(_)以外が含まれている場合。ただしFILLERの変換後の名称は除く)の場合は,必ず指定しなければなりません。これは,Javaで日本語メソッド名および変数名を使用するのを避けるために設けた規則です。別名は,半角英数字でなければなりません。

      規則に反した場合,エラーとなります。

    • Bean生成ウィザードではプロパティ名を基本項目のデータ名から生成するため,基本項目のデータ名は修飾なしで一意でなければなりません。

      規則に反した場合,エラーとなります。

  6. 選択フィールド

    使用するCOBOLのデータ項目(すなわち,TP1/COBOLアクセス用Beanのプロパティ)を選択します。ただし,基本項目だけの指定であり,集団項目は指定できません。デフォルトは,FILLER以外の選択可能なデータ項目の選択フィールドはすべて選択(チェック印付き)の状態になります。不要なデータは選択(チェック印)を外してください。

    選択したデータ項目に対してTP1/COBOLアクセス用Beanの中にsetter/getterが生成されます。SPPで実際に使用するデータ項目を抽出することによって,TP1/COBOLアクセス用BeanのサイズをSPPのサービスを受け取れる必要な大きさに最適化でき,資源を有効に活用できます。

〈この項の構成〉

(1) Version 2との相違点

「Bean生成ウィザード-ステップ2/3」および「Bean生成ツール-ステップ2/3」に表示される表の各フィールドの構成および名称が異なります。データ属性フィールドのデータ項目の属性もVersion 2とは異なりますので,ご注意ください。