Hitachi

TP1/COBOL adapter for Cosminexus ユーザーズガイド


1.2 OpenTP1およびCosminexusでの位置づけ

TP1/COBOLアクセスは,アプリケーション・サーバであるOpenTP1のサーバ用構成製品です。

TP1/COBOLアクセスは,TP1/Clientをラッピングすることで,Java UAPとOpenTP1システムとの通信を実現します。TP1/COBOLアクセスのOpenTP1での位置づけを図1-1に示します。

TP1/COBOLアクセス用Bean生成ツール,もしくはTP1/COBOLアクセス用Bean生成ウィザードは,開発環境でTP1/COBOLアクセス用Beanを開発するときに,Java環境からTP1/Clientを経由してSPPにアクセスするためのTP1/COBOLアクセス用Beanを生成するウィザードを提供して,簡単に開発できるよう支援します。

TP1/COBOLアクセス用ライブラリは,TP1/COBOLにアクセスするJava UAPのリクエストをTP1/ClientおよびCosminexus TP1 Connectorを経由してTP1サーバへリモート通信させるための実行環境です。

Java UAPはTP1/COBOLアクセス用Beanのメソッドによるデータの受け渡しによってSPPとの通信を実現することができます。

また,MHPに対しては,TP1/COBOL基本BeanおよびTP1/COBOLアクセス用Bean(TP1/Client/P,TP1/Client/WおよびTP1/Client/J用)で提供するメソッドで通信を実現することができます。

図1‒1 TP1/COBOLアクセスの位置づけ

[図データ]