Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編


6.12.4 ユーザコマンドの発行形式(HAモニタの状態変化時)

HAモニタの状態変化時にHAモニタが発行するユーザコマンドの形式について説明します。

〈この項の構成〉

(1) HAモニタが発行するユーザコマンドの形式

HAモニタの状態変化時,HAモニタは,ユーザが作成したユーザコマンドを次の形式で発行します。

コマンド名 HAモニタ状態パラメタ [開始/終了パラメタ] [詳細情報パラメタ]

(2) パラメタ

コマンド名

ユーザが作成しHAモニタの環境設定で指定した,ユーザコマンドのコマンド名を示します。

HAモニタ状態パラメタ

HAモニタの状態を示します。次のパラメタが渡されます。

  • -m:HAモニタ開始・終了状態,または他系のHAモニタ障害状態

開始/終了パラメタ

HAモニタの状態変化(HAモニタの処理)の開始時点か終了時点かを示します。次のどちらかが渡されます。

  • start:HAモニタの状態変化(HAモニタの処理)の開始時点

  • end:HAモニタの状態変化(HAモニタの処理)の終了時点

詳細情報パラメタ

HAモニタ状態パラメタで示された状態が「他系のHAモニタ障害状態」だった場合に,どの系のHAモニタの状態なのかを示します。次のパラメタが渡されます。

  • -d ホスト名:HAモニタが障害状態となったホスト名

他系のHAモニタ障害検出時(-m -d ホスト名)には,障害が発生した系とペアで,かつ系切り替えを実施する系だけでユーザコマンドが発行されます。

(3) HAモニタが発行するユーザコマンドの形式例