6.4 共有ディスクのSCSIリザーブをするための設定
HAモニタで共有ディスクのSCSIリザーブをするための設定をします。
なお,VMware ESXiでの仮想化環境では,冗長化構成のときでもパスの切り替えはVMware ESXiが行うため,通常はシングルパス構成と同様に扱われます。VMware ESXiでの仮想化環境でファイバーチャネル接続の冗長化構成の場合の例を,次の図に示します。
また,仮想マシンのOSがiSCSI接続の共有ディスクを直接認識する構成にすることで,VMware ESXiのオプション機能であるvMotionなどを使用することもできます。このとき,VMware ESXiではLANだけを認識させ,共有ディスクの認識をしないようにします。冗長化構成のときは,仮想マシンのOSでマルチパスソフトウェア(DMMP)を使用します。この構成では,DMMPがパスの切り替えを行います。
DMMPを使用する,VMware ESXiでの仮想化環境で冗長化構成の場合の例を,次の図に示します。