Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編


4.8.3 サーバ障害時の系切り替え処理の流れ

サーバの障害が発生した場合に,HAモニタがする処理の流れについて説明します。処理の流れの詳細は,サーバをサーバモードで使用するか,モニタモードで使用するかによって異なります。

なお,ここでは,共有リソースの切り離し順が接続時と同じ場合の処理の流れを示します。共有リソースの切り離しを接続時と逆順にする場合にHAモニタがする処理の詳細については,「4.8.7 共有リソースの切り離しを接続時と逆順にする場合の処理の流れ」を参照してください。

メモ

ユーザコマンドで共有リソースにアクセスしたい場合は,共有リソースの切り離しを接続時と逆順にします。指定方法については,「3.5.5 共有リソースの切り離し順序指定」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) サーバ障害時の系切り替え処理の流れ(サーバモードの場合)

サーバモードの場合に,サーバ障害時にHAモニタがする系切り替え処理の流れを次の図に示します。

図4‒56 サーバ障害時の系切り替え処理の流れ(サーバモードの場合)

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(2) サーバ障害時の系切り替え処理の流れ(モニタモード,かつ実行サーバの監視をする場合)

モニタモード,かつ実行サーバの監視をする場合に,サーバ障害時にHAモニタがする系切り替え処理の流れを次の図に示します。

図4‒57 サーバ障害時の系切り替え処理の流れ(モニタモード,かつ実行サーバの監視をする場合)

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メモ

UAPでAPIを発行する(モニタモードのプログラム管理機能使用時)場合は,サーバ障害の発生から実行サーバの系切り替え完了までの流れに差異があります。詳細については,「(3) サーバ障害時の系切り替え処理の流れ(UAP監視時)」を参照してください。

(3) サーバ障害時の系切り替え処理の流れ(モニタモード,かつ待機系での監視をする場合)

モニタモード,かつ待機系での監視をする場合に,サーバ障害時にHAモニタがする系切り替え処理の流れを次の図に示します。

図4‒58 サーバ障害時の系切り替え処理の流れ(モニタモード,かつ待機系での監視をする場合)

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