Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ kit for Oracle


5.7.2 Oracleインスタンス・Oracleリスナーを追加する

ここでは,OracleインスタンスまたはOracleリスナーを,HAモニタ kitの制御対象に追加する方法について,構築済みのサーバに追加する場合と新しいサーバとして追加する場合とに分けて説明します。

〈この項の構成〉

(1) 構築済みのサーバに追加する

構築済みのサーバに,OracleインスタンスまたはOracleリスナーを追加する手順を,次に示します。

  1. モニタモードのサーバの停止コマンド(monendコマンド)を実行して,サーバを停止する。

    OracleインスタンスまたはOracleリスナーを追加したいサーバを停止しないまま,サーバの停止コマンドに設定を追加して設定内容を誤ると,OracleインスタンスおよびOracleリスナーを停止できなくなるおそれがあります。設定の追加は,必ずサーバを停止してから実施してください。

  2. データベースを作成する。

    追加するデータベースを,Oracleのマニュアルを参照して作成してください。

  3. 追加するOracleインスタンス・Oracleリスナーの制御用定義ファイルを作成する。

    制御用定義ファイルについては,「3.2.8(2) 制御用定義ファイルの設定」を参照してください。

  4. サーバの起動・停止・監視コマンドに設定を追加する。

    追加したいOracleインスタンスまたはOracleリスナー用の処理を,サーバの起動・停止・監視コマンドに追加します。サーバの起動・停止・監視コマンドの設定については,「4. サーバの起動・停止・監視コマンドの設定」を参照してください。

  5. モニタモードのサーバの起動コマンド(monbeginコマンド)でサーバを起動する。

(2) 新しいサーバとして追加する

新しいサーバとしてOracleインスタンスまたはOracleリスナーを追加する方法は,「3.2 システムの構築」を参照してください。OracleインスタンスおよびOracleリスナーを設定するサーバの起動・停止・監視コマンドについては,「4. サーバの起動・停止・監視コマンドの設定」を参照してください。