3.2.4 Oracle ASMの環境構築および設定
HAモニタおよびHAモニタ kitでOracle ASMを制御するための，Oracle ASMの環境構築および設定について説明します。詳細は，Oracleのマニュアルを参照してください。
なお，Oracle ASMを使用しない場合は，設定不要です。
(1) Oracle Grid Infrastructureのインストール
スタンドアロン・サーバ用のOracle Grid Infrastructureを現用系と待機系にインストールしてください。なお，HA構成を組む場合のインストール手順については，Oracleのサポートにお問い合わせください。
インストール時，自動的にOracleリスナーがgridユーザで作成されますが，HAモニタ kitで制御できるように，OracleユーザでOracleリスナーを再作成してください。
(2) Oracle Restartの設定
HAモニタおよびHAモニタ kitでOracle ASMを制御するために，Oracle Restartの設定を変更する必要があります。次のように，現用系と待機系でOracleのコマンドを使用して，設定を変更してください。Oracleのコマンドの詳細については，Oracleのマニュアルを参照してください。
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Oracle Restartの自動起動を無効にする。
# crsctl disable has
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Oracle Restartによる「Oracle ASMインスタンス」の自動起動を無効にする。
# srvctl disable asm
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Oracle Restartによる「Oracleインスタンス」「Oracleリスナー」の自動起動を無効にする。
OracleインスタンスとOracleリスナーを，HAモニタのモニタモードのサーバとしてHAモニタに制御させる場合，「Oracleインスタンス」「Oracleリスナー」の自動起動を無効にしてください。
# srvctl disable database -d <db_name> # srvctl disable listener [-l <listener_name>]