7.12.3 停止用バッチファイルの設定
停止用バッチファイルは,システムの停止時,CLUSTERPROでのオフライン操作などによってHA Toolkit Exが停止されると,自動的に実行されます。
ここでは,停止用バッチファイルを作成します。作成したファイルにhatestop.batというファイル名を付けて,次のディレクトリに格納します。
{HA Toolkit Exインストールディレクトリ}¥HAmon¥etc
なお,ホットスタンバイ構成での系切り替えで自動運用の設定をする場合,停止用バッチファイルの設定は必須です。HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合は,必要に応じて設定してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 停止用バッチファイルの設定内容
ホットスタンバイ構成での系切り替えの場合,停止用バッチファイルには,次の内容を設定します。
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HA Toolkit Exの待機サーバ停止コマンド
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HiRDBのクラスタサービスの停止コマンド(サーバとしてHiRDBを使用している場合)
自系で稼働するすべての待機サーバを停止するために,HA Toolkit Exの待機サーバ停止コマンド(hatesbystpコマンド)を使用して,CLUSTERPROで登録したすべてのサーバを停止します。
- 注意事項
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実行サーバは,あらかじめ停止する必要があります。停止用バッチファイルには,サーバのグループをオフライン化するCLUSTERPROのコマンドを記述しないでください。記述した場合,どれか一つの系でHA Toolkit Exが停止すると,実行サーバも停止します。
- 複数のグループを管理する場合
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複数のグループを管理する場合,グループごとにバッチファイルを作成する方法を推奨します。
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グループごとに,任意の別ファイル名で,コマンドを記述したバッチファイルを作成する
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hatestop.batでは,Windowsのstartコマンドを使用して,グループごとに作成したバッチファイルを並列実行する指定をする
グループごとに停止用バッチファイルを作成するときのファイル構成を次に示します。
図7‒4 複数グループでの停止用バッチファイル構成(CLUSTERPRO) -