Hitachi

Hitachi HA Toolkit


7.10.6 バッチファイル作成時の注意

バッチファイルを作成するときには,バッチファイルの終了に伴いWindowsのCMD.EXEが終了するようにしてください。

WindowsのCMD.EXEは,バッチファイルを実行するときに起動するプログラムです。CMD.EXEが終了しないままだと,HA Toolkit Exおよびサーバの動作に影響するおそれがあります。

なお,Windows Server 2008(x64)およびWindows Server 2008 R2の場合は,起動用バッチファイルをWSFCに制御させるため,起動用バッチファイルの最後に"pause"を記述して,CMD.EXEを終了しないようにしてください。

バッチファイルが一つの場合

バッチファイルの最後に,"exit"を記述してください。Windows Server 2008(x64)およびWindows Server 2008 R2の場合は,起動用バッチファイルのときは,"pause"を記述してください。

注意事項

Windows Server 2008(x64)およびWindows Server 2008 R2の場合で,バッチファイルの最後に"pause"を記述するのは,起動用バッチファイルだけです。次に示すようなバッチファイルの最後には"exit"を記述してください。誤って"pause"を記述すると,不正にプロセスが残ってしまい,システムのリソースを圧迫するおそれがあります。

  • サーバの起動コマンド

  • サーバの強制停止コマンド

  • 停止用バッチファイル など

バッチファイルから別のバッチファイルを実行する場合

次に示す"start cmd /C"コマンドを使用して,CMD.EXEを終了してください。

start cmd /C C:\HATkEx\HAmon\bin\hatesbystp tp1

起動用バッチファイルでは,Windows Server 2008(x64)およびWindows Server 2008 R2の場合は,最初に実行されるバッチファイルの最後に"pause"を記述してください。

ただし,バッチファイルの最後に"pause"を記述するのは,最初の起動用バッチファイルだけです。最初の起動用バッチファイルから実行した別のバッチファイルの最後には,"exit"を記述してください。誤って"pause"を記述すると,不正にプロセスが残ってしまい,システムのリソースを圧迫するおそれがあります。

注※

7.10.4 起動用バッチファイルの登録(Windows Server 2008(x64)およびWindows Server 2008 R2)」で,WSFCに登録したバッチファイルです。