パッケージの起動・停止シェルスクリプトの設定（影響分散スタンバイレス型）

HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合，次はHiRDBのシステムマネージャから操作できません。

これらの操作についてシェルスクリプトを作成して，作成したシェルスクリプトはHiRDBのシステムマネージャが稼働する系から実行できるようにするなど，一元的に運用することを推奨します。

次の記述例では，シェルスクリプトを実行したあとにHiRDBのコマンドでサーバを起動すれば，指定したサーバが実行サーバとして起動されます。指定したサーバがほかの系ですでに起動していた場合でも，このシェルスクリプトを実行すると，指定した系で指定したサーバが実行サーバとして起動します。

ファイル名およびファイルの格納場所は任意です。

パッケージの起動シェルスクリプトの記述例を，次に示します。この例の場合，シェルスクリプトを実行する系に，すべてのサーバ分のシェルスクリプトを作成してください。この例の場合，HA Toolkit Exでのサーバ識別名と，MC/ServiceGuardでのパッケージ名称が一致しています。

#!/bin/sh
BES=サーバ識別名
NODE=系名称
 
/opt/hitachi/HAmon/bin/hateactonl ${BES}
cmmodpkg -n ${NODE} -e ${BES}
cmrunpkg -n ${NODE} ${BES}
cmmodpkg -e ${BES}

2行目では，対象となるサーバを指定します。

3行目では，シェルスクリプトを実行する系名称を指定します。

パッケージの停止シェルスクリプトの記述例を，次に示します。この例の場合，シェルスクリプトを実行する系に，すべてのサーバ分のシェルスクリプトを作成してください。この例の場合，HA Toolkit Exでのサーバ識別名と，MC/ServiceGuardでのパッケージ名称が一致しています。

#!/bin/sh
BES=サーバ識別名
 
cmhaltpkg ${BES}

3行目では，対象となるサーバを指定します。