MSCSでのオフライン操作では,サーバを正常停止できません。そのため,次の手順で系を停止してください。
- サーバの正常停止コマンドを実行する
実行サーバが正常停止します。
- リソースグループのオフラインコマンドを実行する
グループがオフラインになります。
- 系を停止する
系が停止します。
- 注意
- リソースグループをオフラインにしないで系を停止した場合,実行サーバが強制停止され,系切り替えが実施されます。
ホットスタンバイ構成での系切り替えで,系停止時の自動運用の流れを次に示します。ここでは,系を停止する前にリソースグループをオフラインにしているので,実行サーバが正常停止します。
図5-3 系停止時の自動運用の流れ(ホットスタンバイ構成での系切り替えの例)
![[図データ]](FIGURE/ZU02110.GIF)
- サーバの停止コマンド
オペレーターは,サーバの正常停止コマンドを実行します。系1で稼働していた実行サーバが正常停止します。
- リソースグループのオフライン
オペレーターは,リソースグループのオフラインコマンドを実行します。グループがオフラインになります。
- サービスプロセスのオフライン
MSCSは,HA Toolkit Exのサービスプロセスをオフラインにします。サービスプロセスが停止します。
- 停止
系1で,MSCSがHA Toolkit Exの監視プロセスをオフラインにします。
- 実行
HA Toolkit Exの監視プロセスがバッチファイルを実行します。
- 待機サーバ停止コマンド
バッチファイルにあらかじめ指定された待機サーバ停止コマンドが実行されます。ただし,待機サーバはないので処理されません。
- 停止
系2で,MSCSがHA Toolkit Exの監視プロセスをオフラインにします。
- 実行
HA Toolkit Exの監視プロセスがバッチファイルを実行します。
- 待機サーバ停止コマンド
バッチファイルにあらかじめ指定された待機サーバ停止コマンドが実行されます。待機サーバが停止します。
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