Hitachi HA Toolkit

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4.1 オペレーターの操作タイミング(影響分散スタンバイレス型)

HiRDBの影響分散スタンバイレス型系切り替え構成で運用する場合,オペレーターはHA Toolkit Ex,HiRDB,およびクラスタソフトのコマンドを使用します。

システムが起動完了し,障害が発生していない状態では,HiRDBのシステムマネージャから一元的に運用することを推奨します。例えば,HiRDBユニットおよびサーバ単位の起動・停止はHiRDBのコマンドから実行できます。HA Toolkit Exまたはクラスタソフトからの操作は必要ありません。HiRDBからの操作については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド(UNIX(R)用)」または「HiRDB システム運用ガイド(Windows(R)用)」を参照してください。

ただし,システムの状態や運用方法によっては,オペレーターがHiRDBのシステムマネージャ以外から操作する必要があります。オペレーターの操作部分はシェルスクリプトを作成できます。HiRDBのシステムマネージャが稼働する系からシェルスクリプトを自動実行する設定にすれば,システムの起動から停止までを一元的に運用できます。

オペレーターがHiRDBのシステムマネージャ以外から操作するタイミングと,マニュアルの参照先を,次に示します。

表4-1 オペレーターの操作が必要なタイミング(影響分散スタンバイレス型)

操作するタイミング 参照先
クラスタソフトから見たサーバのサービスグループの状態が停止または障害状態のサーバを,手動で実行サーバとして起動するとき 4.4.3 サーバ単位でのサーバの起動」を参照してください。
サーバのサービスグループをオフライン化して,系を停止するとき 次の個所を参照してください。
計画系切り替えをするとき 4.6 サーバの計画系切り替え(影響分散スタンバイレス型)」を参照してください。
障害後,障害が発生した系でサービスグループをオンライン化できる状態にするとき 4.8.3 障害後の系回復の流れ」を参照してください。
HA Toolkit Exを手動で起動・停止するとき 9. コマンド」を参照してください。