7.24.2 ウィンドウ(区画)の設定規則
ウィンドウ(区画)内の構成行,およびウィンドウ(区画)内の行の順序について説明します。
(1) ウィンドウ(区画)内の構成行について
ウィンドウ分割句に指定した値式の結果の値に基づいて,ウィンドウ指定の適用対象表の行の集合をウィンドウ(区画)に分割します。次の規則に従ってウィンドウ(区画)の構成行が決まります。
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ウィンドウ分割句の値式の結果がナル値でない場合
値式の結果が同じ値の行が,同じウィンドウ(区画)に属します。同じ値と判定する際の比較規則については,「6.2.2 変換,代入,比較できるデータ型」の「(1) 比較できるデータ型」を参照してください。
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ウィンドウ分割句の値式の結果がナル値の場合
値式の結果がナル値の行が,同じウィンドウ(区画)に属します。
(2) ウィンドウ(区画)内の行の順序について
ウィンドウ(区画)内の行の順序は,次のようになります。
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ウィンドウ順序句を指定している場合
ウィンドウ順序句のソート指定リストの指定に従います。ソート指定リストについては,「7.25 ソート指定リスト」を参照してください。
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ウィンドウ順序句を指定していない場合
順序性の規則は保証されません。ウィンドウ(区画)内の行の順序は,実際に行が取り出された順序によって決まります。