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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


7.23.4 MAX

最大値を求めます。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

一般集合関数MAX::={MAX(〔ALL〕 値式)|MAX(DISTINCT 値式)}

注 どちらの形式で指定しても結果は同じになります。

(2) 指定形式の説明

MAX(〔ALL〕 値式)

値式の結果の最大値を求めます。値式については,「7.21 値式」を参照してください。

ALLは省略できます。指定のありなしに関係なく結果は同じになります。

MAX(DISTINCT 値式)

値式の結果の最大値を求めます。値式については,「7.21 値式」を参照してください。

(3) 規則

  1. ナル値は集計対象に含まれません。

  2. 次に示す場合,実行結果はナル値になります。

    • 入力行数が0の場合

    • 集計対象の値がすべてナル値の場合

  3. 値式に指定できるデータ型と一般集合関数MAXの実行結果のデータ型を次の表に示します。

    表7‒21 値式に指定できるデータ型と一般集合関数MAXの実行結果のデータ型の関係

    項番

    値式に指定できるデータ型

    一般集合関数MAXの実行結果のデータ型

    1

    INTEGER

    INTEGER

    2

    BIGINT

    3

    SMALLINT

    SMALLINT

    4

    DECIMAL(m,n)

    DECIMAL(m,n)

    5

    NUMERIC(m,n)

    6

    DOUBLE PRECISION

    DOUBLE PRECISION

    7

    FLOAT

    8

    CHARACTER(n)

    CHARACTER(n)

    9

    VARCHAR(n)

    VARCHAR(n)

    10

    DATE

    DATE

    11

    TIME(p)

    TIME(p)

    12

    TIMESTAMP(p)

    TIMESTAMP(p)

(4) 例題

例題1

社員表(EMPLIST)から,最年長の男性社員の年齢(AGE)を求めます。

SELECT MAX("AGE") AS "MAX-AGE"
    FROM "EMPLIST"
       WHERE "SEX"='M'

実行結果の例

[図データ]

例題2

社員表(EMPLIST)から,最年長の社員の年齢(AGE)を,部門(SCODE)ごとに求めます。

SELECT "SCODE",MAX("AGE") AS "MAX-AGE"
    FROM "EMPLIST"
        GROUP BY "SCODE"

実行結果の例

[図データ]