1.13 グループごとに検索データを集計する(GROUP BY句,HAVING句)
グループごとに検索データを集計したい場合は,GROUP BY句を使います。販売履歴表(SALESLIST)を例にして,GROUP BY句について説明します。
- (例)
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次に示す販売履歴表(SALESLIST)から,商品コード(PUR-CODE)ごとの販売個数の合計を求めます。
SELECT文の指定
SELECT "PUR-CODE",SUM("PUR-NUM") FROM "SALESLIST" GROUP BY "PUR-CODE"
検索結果
GROUP BY句,HAVING句の指定形式を次に示します。
- 指定形式
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SELECT "列名" FROM "表名" WHERE 探索条件 GROUP BY "列名" HAVING 探索条件
- GROUP BY "列名":
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検索データを集計する列を指定します。例えば,商品コード(PUR-CODE)ごとに検索データを集計する場合は,次のように指定します。
(例)GROUP BY "PUR-CODE"
- HAVING 探索条件:
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GROUP BY句によってグループごとに集計された検索データを,指定した探索条件で絞り込むことができます。指定例については,「1.13.4 例4(商品コードごとに販売個数を求める(HAVING句を指定して検索対象を絞り込む))」を参照してください。
- メモ
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GROUP BY句には列名以外の指定もできます。GROUP BY句,HAVING句の文法規則の詳細については,次に示す該当個所を参照してください。
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GROUP BY句:「7.7.1 GROUP BY句の指定形式および規則」
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HAVING句:「7.8.1 HAVING句の指定形式および規則」
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