20.3.2 AWS環境でクラウドストレージ機能を使用する場合
adbinitコマンドを実行してDBエリアを作成します。次に示すように,作業表用DBエリアファイルとして,ブロックスペシャルファイルを割り当てます。作業表用DBエリア以外のDBエリアはS3バケット内に領域(仮想DBエリアファイル)を作成します。
- [説明]
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DBディレクトリは/HADB/dbとします。
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作業表用DBエリアファイルとしてブロックスペシャルファイル(/dev/dbarea_work/ADBWRK)を割り当てます。
なお,シンボリックリンクのリンク先ディレクトリおよびブロックスペシャルファイルは存在し,アクセス権限があるものとします。
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データ用DBエリア1の定義内容を次に示します。
DBエリア名:ADBUTBL01
DBエリアのページサイズ:32キロバイト
DBエリアの1セグメントの容量:32メガバイト
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データ用DBエリア2の定義内容を次に示します。
DBエリア名:ADBUIDX01
DBエリアのページサイズ:32キロバイト
DBエリアの1セグメントの容量:32メガバイト
- メモ
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各データ用DBエリアの容量は,約1ペタバイトとなります。
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このとき,次に示す手順でadbinitコマンドを実行します。
- 手順
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初期設定オプションファイルを作成する
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adbinitコマンドを実行する
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各手順の例を以降で説明します。
(1) 初期設定オプションファイルを作成する
初期設定オプションファイルを作成して,初期設定オプションを指定します。
- 初期設定オプションファイルの指定例
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set adb_init_wrk_page_size = 32 ...1 set adb_init_wrk_blk_path = /dev/dbarea_work/ADBWRK ...2 set adb_init_cld_aws_region = ap-northeast-1 ...3 set adb_init_cld_aws_bucket = adbbucket ...4 set adb_init_cld_cache_path = /HADB/ADBCCH ...5 adbinitdbarea -n ADBUTBL01 \ ...6 -p 32 \ -s 32 adbinitdbarea -n ADBUIDX01 \ ...7 -p 32 \ -s 32
- [説明]
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作業表用DBエリアのページサイズを指定します。
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作業表用DBエリアファイルとして割り当てるEBS上のブロックスペシャルファイル(/dev/dbarea_work/ADBWRK)を指定します。
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S3オブジェクトの格納先リージョン名(ap-northeast-1)を指定します。
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S3オブジェクトの格納先S3バケット名(adbbucket)を指定します。
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キャッシュファイルの格納先ディレクトリ名(/HADB/ADBCCH)を指定します。
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データ用DBエリア1の定義を指定します。
-n:データ用DBエリア名(ADBUTBL01)を指定します。
-p:データ用DBエリアのページサイズ(32キロバイト)を指定します。
-s:データ用DBエリアの1セグメントの容量(32メガバイト)を指定します。
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データ用DBエリア2の定義を指定します。
-n:データ用DBエリア名(ADBUIDX01)を指定します。
-p:データ用DBエリアのページサイズ(32キロバイト)を指定します。
-s:データ用DBエリアの1セグメントの容量(32メガバイト)を指定します。
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(2) adbinitコマンドを実行する
「(1) 初期設定オプションファイルを作成する」で作成した初期設定オプションファイル名を指定して,adbinitコマンドを実行します。
詳細については,「20.3.1 ブロックスペシャルファイルのDBエリアファイルを作成する場合」の「(2) adbinitコマンドを実行する」を参照してください。