33.1.2　adbmergechunkコマンドが使用するスレッドの関係

adbmergechunkコマンドは，次の処理で処理リアルスレッドを使用します。

1. 表データのマージ・検索，およびレンジインデクスの作成

   処理リアルスレッドを1つ以上使用します。

2. 作業用一時ファイルの作成

   処理リアルスレッドを1つ以上使用します。

3. B-treeインデクスおよびテキストインデクスのレコードのソート

   処理リアルスレッドを1つ以上使用します。

4. B-treeインデクスおよびテキストインデクスの作成

   処理リアルスレッドを1つ以上使用します。

5. マージ元チャンクの削除

   処理リアルスレッドを1つ以上使用します。

6. コマンドの処理経過の出力

   処理リアルスレッドを1つ使用します。

処理1と処理2は同時に実行されます。そのあとに，処理3～処理5が順に実行されます。処理6は，処理1～処理5の実行中，常に実行されます。

adbmergechunkコマンドが処理リアルスレッドを使用する処理を，次の2つの図に示します。上記の番号は，図中の番号に対応しています。

図33‒2　adbmergechunkコマンドが処理リアルスレッドを使用する処理（その1）

図33‒3　adbmergechunkコマンドが処理リアルスレッドを使用する処理（その2）

adbmergechunkコマンドが各処理で使用する処理リアルスレッド数は，adbmergechunkコマンドが使用する処理リアルスレッド数から自動的に算出されます。adbmergechunkコマンドが使用する処理リアルスレッド数については，「33.2.2　マージチャンクオプションの形式」の「(2)　指定形式の説明」にある，マージチャンクオプションadb_mergechunk_rthd_numを参照してください。

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