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Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


19.2.4 a_rdb_SQLDisconnect()(コネクションの終了)

〈この項の構成〉

(1) 機能

トランザクションを正常終了させ,同期点を設定し1コミットメント単位を生成します。そのあと,確立したHADBサーバとのコネクションを終了します。

(2) 形式

signed short a_rdb_SQLDisconnect
(
  void                          *ConnectionHandle,   /* In */
  void                          *Option              /* In */
)

(3) 引数の説明

ConnectionHandle

コネクションハンドルを指定します。

Option

NULLを指定します。

(4) 戻り値

  1. a_rdb_SQLDisconnect()が正常に終了した場合,a_rdb_RC_SQL_SUCCESSが返却されます。

  2. コネクションの終了には成功したが,サーバメッセージログファイルまたはクライアントメッセージログファイルを格納しているディスクが満杯になった場合,a_rdb_RC_SQL_WARNINGが返却されます。

  3. クライアントメッセージログファイルにメッセージが出力できない場合にエラーが発生したときは,エラー要因コードが返却されます。エラー要因コードについては,「19.8 CLI関数の戻り値」を参照してください。

(5) 留意事項

  1. a_rdb_SQLDisconnect()を実行した際にトランザクションが終了していない場合,HADBサーバが自動的にCOMMITを実行します。そのあとにHADBサーバとのコネクションを終了します。

  2. 内部的に実行されたCOMMITが失敗した場合,HADBサーバがROLLBACKを実行してトランザクションを取り消します。そのあとにHADBサーバとのコネクションを終了します。

  3. a_rdb_SQLDisconnect()を実行しないでAPを終了した場合,HADBサーバがROLLBACKを実行します。そのあとにHADBサーバとのコネクションを終了します。

  4. コネクションが確立されていない場合,a_rdb_SQLDisconnect()は実行できません。