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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


18.32.1 SQLパラレル実行機能を使用するときの準備作業

SQLパラレル実行機能を使用する場合,ここで説明する準備作業をしてください。

〈この項の構成〉

(1) 検索対象表の定義

SQLパラレル実行機能を適用する検索系SQLの検索対象表(SELECT文のFROM句に指定する実表)を,次のように定義してコスト情報を収集してください。

(2) データ用DBエリアの定義

クラウドストレージ機能を使用していない場合は,データ用DBエリアを定義する際に留意することがあります。

(3) サーバ定義の指定

サーバ定義の次のオペランドの指定値を全ノードで同じにしてください。

注※

クラウドストレージ機能を使用する場合に限り指定するオペランドです。

重要

上記のオペランドの指定値がSQLメインノードと異なるノードは,SQLサブノードの候補になりません。

(4) クライアント定義またはSQL文の指定

SQLパラレル実行機能を使用する場合は,次のどちらかの指定をしてください。

adb_clt_sql_parallel_execオペランドについては,マニュアルHADB AP開発ガイド性能に関するオペランドを参照してください。

SQLパラレル実行指定については,マニュアルHADB SQLリファレンスSELECT文の指定形式および規則を参照してください。

(5) トランザクションの実行条件の設定

検索系SQLを実行するトランザクションは,次の条件をすべて満たすようにしてください。

上記の設定は,サーバ定義,クライアント定義,またはJDBCのプロパティで行います。

メモ

SQLパラレル実行機能が適用される検索系SQLについては条件があります。条件については,マニュアルHADB AP開発ガイドSQLパラレル実行機能が適用される条件を参照してください。