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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


18.27 CSVファイル中のデータを検索するときの運用(マルチノード機能使用時)

CSVファイル中のデータを検索するときの運用については,「11.16 CSVファイル中のデータを検索するときの運用」を参照してください。ここでは,マルチノード機能使用時の留意事項について説明します。

マルチノード機能を使用している場合,全ノードからCSVファイルを参照できるようにしてください。また,CSVファイルの絶対パスが全ノードで同じになるようにしてください。

例えば,分散ファイルシステムの一つであるNFSを使用する場合は,次の手順でCSVファイルを格納するディレクトリを準備します。

手順
  1. NFSサーバを用意し,NFSサーバ上でCSVファイルを格納するディレクトリを作成してください。

  2. 手順の1.で作成したCSVファイルを格納するディレクトリをエクスポートしてください。

    この操作は,NFSサーバで実行します。

  3. 手順の2.でエクスポートしたディレクトリを,全ノードで同じパスとなるようにマウントしてください。

    この操作は,全ノードで実行します。

NFSを使用したシステム構成例を次の図に示します。

図18‒12 NFSを使用したシステム構成例

[図データ]

上記は,HAモニタありのマルチノード構成のシステム構成例です。HAモニタなしのマルチノード構成の場合は,セカンダリノードをワーカーノードに読み替えてください。