Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


18.4.7 クライアント定義の集中管理機能を使用する場合の環境設定

クライアント定義の集中管理機能を使用する場合,クライアント管理定義ファイルおよびこの機能で使用するクライアント定義ファイルを,プライマリノードおよびセカンダリノードで作成してください(プライマリノードおよびセカンダリノードで同じファイルを作成してください)。プライマリノードとセカンダリノードでファイルの内容に不一致があると,マルチノード構成のHADBサーバを開始できません。

メモ
  • プライマリノードの切り替えが発生した場合に,切り替えが発生する前と同じ状態でクライアント定義の集中管理機能を継続して使用するために,プライマリノードおよびセカンダリノードで同じファイルを作成する必要があります。

  • ワーカーノードには,クライアント管理定義ファイル,およびこの機能で使用するクライアント定義ファイルを作成する必要はありません。

  • HAモニタなしのマルチノード構成の場合は,クライアント管理定義ファイルおよびこの機能で使用するクライアント定義ファイルをプライマリノードにだけ作成してください。

また,プライマリノードのクライアント管理定義ファイルまたはこの機能で使用するクライアント定義ファイルの内容を変更した場合は,全セカンダリノードのファイルの内容も変更してください。プライマリノードとセカンダリノードでファイルの内容に不一致があると,--updateオプションを指定したadbclientdefmangコマンドがエラーになります。

クライアント定義の集中管理機能については,「2.13 クライアント定義の集中管理機能」を参照してください。