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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


16.2.4 adbimportコマンドまたはadbidxrebuildコマンドが再実行できない場合の対処方法

中断したadbimportコマンドまたはadbidxrebuildコマンドが再実行できない原因として,次のどちらかのファイルにアクセスできないことが考えられます。その場合,対応するメッセージがメッセージログファイルに出力されます。

また,KFAA50244-EメッセージおよびKFAA50247-Eメッセージ以外のメッセージが出力されている場合は,ほかの原因が考えられます。原因は,出力されたメッセージから確認できます。

対処方法は,出力されたメッセージによって異なります。それぞれの対処方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) KFAA50244-Eメッセージが出力されたとき(コマンドステータスファイルにアクセスできないとき)

--forceオプションを指定して,adbidxrebuildコマンドを実行してください。

なお,中断したコマンドがバックグラウンドインポートを適用した(-bオプションを指定した)adbimportコマンドの場合は,adbidxrebuildコマンドに--forceオプションを指定して実行すると,adbimportコマンドで処理中だった表データの格納情報が削除されます。この場合,中断したadbimportコマンドは実行されていない状態に戻ります。そのため,adbidxrebuildコマンドを実行したあとに,-bオプションを指定して,中断したadbimportコマンドを再実行してください。

対処手順の詳細については,次に示す項目を参照してください。

(2) KFAA50247-Eメッセージが出力されたとき(作業用一時ファイルにアクセスできないとき)

--create-temp-fileオプションを指定して,adbidxrebuildコマンドを実行してください。

なお,中断したコマンドがバックグラウンドインポートを適用した(-bオプションを指定した)adbimportコマンドの場合は,adbidxrebuildコマンドに--create-temp-fileオプションを指定して実行することで,中断したadbimportコマンドの実行が完了します。

対処手順の詳細については,次に示す項目を参照してください。

(3) KFAA50244-EメッセージおよびKFAA50247-Eメッセージ以外のメッセージが出力されたとき

出力されたメッセージの対策に従って,中断したコマンドを再実行してください。