13.13 DBエリア暗号化機能の使用をやめる場合
DBエリア暗号化機能の使用をやめる場合は,データベースを初期設定し直す必要があります。DBエリア暗号化機能の使用をやめるときの手順を次に示します。
手順
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データベースのバックアップを取得する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(1) データベースのバックアップを取得する」の作業を実施してください。
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全HADBユーザの情報を取得する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(2) 全HADBユーザの情報を取得する」の作業を実施してください。
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初期設定オプションファイルを作成する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(3) adbinitコマンドの初期設定オプションファイルを作成する」の作業を実施してください。
ただし,「(3) adbinitコマンドの初期設定オプションファイルを作成する」の手順の「2.adbinit.optファイルを修正する」は実施しないでください。
クラウドストレージ機能を使用している場合は,「■クラウドストレージ機能を使用している場合」の手順の「4.adbinit.optファイルを修正する(その2)」は実施しないでください。
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表およびインデクスの定義情報を取得する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(4) 表およびインデクスの定義情報を取得する」の作業を実施してください。
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表のデータをエクスポートする
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(5) 表のデータをエクスポートする」の作業を実施してください。
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監査証跡機能,同義語検索に関する情報を取得する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(6) 監査証跡機能,同義語検索に関する情報を取得する」の作業を実施してください。
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データベースを初期設定する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(7) データベースを初期設定する」の作業を実施してください。
データベースを初期設定する際,3.で作成した初期設定オプションファイルを使用してください。
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HADBユーザを作成して権限を付与する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(8) HADBユーザを作成して権限を付与する」の作業を実施してください。
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表およびインデクスを再作成する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(9) 表およびインデクスを再作成する」の作業を実施してください。
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監査証跡機能,同義語検索の環境設定をする
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(10) 監査証跡機能,同義語検索の環境設定をする」の作業を実施してください。
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HADBユーザのユーザ認証方式とパスワードを変更する
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(11) HADBユーザのユーザ認証方式とパスワードを変更する」の作業を実施してください。
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使用していたHADB暗号鍵ファイルを削除する
HADB暗号鍵ファイルの保存先ディレクトリも削除してください。