13.11.2 データ用DBエリア以外のDBエリアの暗号化をやめる場合
ディクショナリ用DBエリア,作業表用DBエリア,またはシステム表用DBエリアの暗号化をやめる場合,adbinitコマンドでデータベースを初期設定し直す必要があります。そのため,DBエリア,表,インデクスの再定義や,表へのデータの再インポートなどをする必要があります。手順は,データ暗号鍵を更新する手順と同じです。手順については,「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」を参照してください。
- ■暗号化をやめるDBエリアの選択
-
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(3) adbinitコマンドの初期設定オプションファイルを作成する」の手順の「2.adbinit.optファイルを修正する」で初期設定オプション(adbinit.optファイル)を修正しています。このときに,暗号化をやめるDBエリアを選択します。
<adbinit.optファイルの例>
set adb_init_dic_encrypt = Y ...1 set adb_init_wrk_encrypt = Y ...2 set adb_init_stbl_encrypt = Y ...3 set adb_init_dmkey_path = /HADB/.crypto/adb_dmkey ...4 : adbinitdbarea -e -n \"NEWAREA1\" -f \"AREAS/NEW/\" -i 0K,3 \ -v "/dev/disk/by-id/wwn-0x60...0400",\ "/dev/disk/by-id/wwn-0x60...0401",\ "/dev/disk/by-id/wwn-0x60...0402"
[説明]
-
ディクショナリ用DBエリアの暗号化をやめる場合は,このオペランドを指定しないようにします。
-
作業表用DBエリアの暗号化をやめる場合は,このオペランドを指定しないようにします。
-
システム表用DBエリアの暗号化をやめる場合は,このオペランドを指定しないようにします。
-
1.~3.のオペランドおよび-eオプションを指定したadbinitdbareaオペランドを指定しない場合は,このオペランドを指定しないようにします。
-
- ■暗号化をやめるDBエリアの選択(クラウドストレージ機能を使用している場合)
-
「13.9.1 データ用DBエリア以外のDBエリアを暗号化している場合」の「(3) adbinitコマンドの初期設定オプションファイルを作成する」の「■クラウドストレージ機能を使用している場合」の手順の「4.adbinit.optファイルを修正する(その2)」で初期設定オプション(adbinit.optファイル)を修正しています。このときに,暗号化をやめるDBエリアを選択します。
<adbinit.optファイルの例>
set adb_init_dbarea_initialize = Y set adb_init_wrk_blk_path = "/dev/disk/by-id/wwn-0x60...a67b" set adb_init_dic_encrypt = Y ...1 set adb_init_wrk_encrypt = Y ...2 set adb_init_stbl_encrypt = Y ...3 set adb_init_dmkey_path = /HADB/.crypto/adb_dmkey ...4 : adbinitdbarea -n \"DBAREA1\" adbinitdbarea -e -n \"NEWAREA1\"
[説明]
-
ディクショナリ用DBエリアの暗号化をやめる場合は,このオペランドを指定しないようにします。
-
作業表用DBエリアの暗号化をやめる場合は,このオペランドを指定しないようにします。
-
システム表用DBエリアの暗号化をやめる場合は,このオペランドを指定しないようにします。
-
1.~3.のオペランドおよび-eオプションを指定したadbinitdbareaオペランドを指定しない場合は,このオペランドを指定しないようにします。
-