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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


11.15.3 新たにクライアント定義の集中管理機能を使用する方法

新たにクライアント定義の集中管理機能を使用する場合の手順を次に示します。

新たにクライアント定義の集中管理機能を使用する場合の流れについては,「11.15.1 クライアント定義の集中管理機能を使用する流れ」の「(1) 新たにクライアント定義の集中管理機能を使用する場合の流れ」を参照してください。

手順

  1. クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイルを作成する

    クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイルを作成してください。作成したクライアント定義ファイルは,サーバディレクトリの$ADBDIR/confディレクトリ下に格納してください。詳細については,「11.15.2 クライアント定義の集中管理機能で必要なファイル」の「(1) クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイル」を参照してください。

  2. クライアント管理定義ファイルを作成する

    クライアント管理定義ファイルを作成してください。作成したクライアント管理定義ファイルは,サーバディレクトリの$ADBDIR/confディレクトリ下に格納してください。ファイル名は,ひな形(adbclientdefmang.def)のままとしてください。詳細については,「11.15.2 クライアント定義の集中管理機能で必要なファイル」の「(2) クライアント管理定義ファイル」を参照してください。

  3. クライアント定義の集中管理機能を適用する

    クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイル,およびクライアント管理定義ファイルを作成したら,クライアント定義の集中管理機能を適用してください。

    HADBサーバが稼働中かどうかで,クライアント定義の集中管理機能を適用する方法が異なります。

    ■HADBサーバが停止中の場合

    adbstartコマンドを実行して,HADBサーバを開始してください。HADBサーバを開始すると,作成したクライアント定義ファイルとクライアント管理定義ファイルに従って,クライアント定義の集中管理機能が適用されます。

    adbstartコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbstart(HADBサーバの開始)を参照してください。

    ■HADBサーバが稼働中の場合

    --updateオプションを指定したadbclientdefmangコマンドを実行してください。adbclientdefmangコマンドを実行すると,作成したクライアント定義ファイルとクライアント管理定義ファイルに従って,クライアント定義の集中管理機能が適用されます。

    adbclientdefmangコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbclientdefmang(クライアント定義の集中管理)を参照してください。

    メモ

    クライアント定義の集中管理機能を適用した時点で,adbclientmangオペランドの-iオプションに指定したHADBユーザの認可識別子で,HADBサーバに接続しているHADBクライアントについては,クライアント定義の集中管理機能は適用されません。一度HADBサーバから切り離して,次に接続したタイミングで,クライアント定義の集中管理機能が適用されます。

  4. クライアント定義の集中管理機能の適用状況を確認する

    adbclientdefmangコマンドを実行して,クライアント定義の集中管理機能の適用状況を確認してください。

    adbclientdefmangコマンドの実行結果から,手順2.で作成したクライアント管理定義ファイルの内容が適用されているかどうかを確認できます。

    adbclientdefmangコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbclientdefmang(クライアント定義の集中管理)を参照してください。