10.11.3 アクセスパスの統計情報の出力例と出力項目
ここでは,アクセスパスの統計情報の出力例,出力項目および注意事項について説明します。
アクセスパスの統計情報は,SQLトレース情報の一部として,実行したSQL文の終了時に出力されます。なお,エラーとなったSQL文については,アクセスパスの統計情報が出力されないことがあります。
アクセスパスの統計情報に出力される対応するアクセスパスのツリー行番号をキーにして,アクセスパス情報と突き合わせることで,SQLトレース情報を確認できます。アクセスパス情報については,「10.11.2 SQLトレース情報に出力される情報」の「(5) 実行したSQL文とアクセスパス情報」を参照してください。
- メモ
-
次に示す場合にアクセスパスの統計情報が出力されます。
-
コール種別がCLOSの場合(カーソルをクローズしないで文ハンドルを解放したり,トランザクションを決着したりした場合を含む)
-
コール種別がEXEC,EXDI,またはSQLの場合
-
(1) アクセスパスの統計情報の出力例
アクセスパスの統計情報の出力例を次に示します。情報量が多いため,3つに分けています。
■アクセスパスの統計情報の出力例(その1)
■アクセスパスの統計情報の出力例(その2)
■アクセスパスの統計情報の出力例(その3)
(2) アクセスパスの統計情報に出力される項目
アクセスパスの統計情報に出力される項目,および出力対象となるアクセスパスの種類を,次の表に示します。
項番 |
出力項目 |
出力対象となるアクセスパスの種類 |
出力される内容の詳細 |
|
---|---|---|---|---|
1 |
データアクセス情報 |
作業表の作成情報 |
CREATE GLOBAL WORK TABLE |
「(a) データアクセス情報」を参照してください。 |
2 |
CREATE LOCAL WORK TABLE |
|||
3 |
表の検索方式の情報 |
TABLE SCAN |
||
4 |
KEY SCAN |
|||
5 |
INDEX SCAN |
|||
6 |
作業表の検索情報 |
WORK TABLE SCAN |
||
7 |
導出表の情報 |
DERIVED TABLE |
||
8 |
表関数導出表の情報 |
TABLE FUNCTION DERIVED TABLE |
||
9 |
結合方式の情報 |
HASH JOIN |
||
10 |
NESTED LOOP JOIN |
|||
11 |
副問合せ種別の情報 |
SUBQUERY HASH |
||
12 |
グループ化集合の情報 |
GROUPING SET |
||
13 |
検索処理に関する情報※1,※2,※3 |
副問合せ種別の情報 |
SUBQUERY HASH |
「(b) 検索処理に関する情報」を参照してください。 |
14 |
導出表の情報 |
DERIVED TABLE |
||
15 |
表関数導出表の情報 |
TABLE FUNCTION DERIVED TABLE |
||
16 |
表値構成子の検索情報 |
TABLE VALUE CONSTRUCTOR SCAN |
||
17 |
グループ化の処理方式の情報 |
GLOBAL HASH GROUPING |
||
18 |
重複排除方式の情報 |
GLOBAL HASH UNIQUE |
||
19 |
表の検索方式の情報 |
TABLE SCAN |
||
20 |
KEY SCAN |
|||
21 |
INDEX SCAN |
|||
22 |
作業表の検索情報 |
WORK TABLE SCAN |
||
23 |
結合方式の情報 |
NESTED LOOP JOIN |
||
24 |
HASH JOIN |
|||
25 |
集合演算に関する情報※4 |
集合演算種別の情報 |
SET OPERATION |
「(c) 集合演算に関する情報」を参照してください。 |
26 |
ハッシュグループ化領域に関する情報※5 |
グループ化の処理方式の情報 |
LOCAL HASH GROUPING |
「(d) ハッシュグループ化領域に関する情報」を参照してください。 |
27 |
ハッシュテーブル領域に関する情報 |
重複排除方式の情報 |
GLOBAL HASH UNIQUE |
「(e) ハッシュテーブル領域に関する情報」を参照してください。 |
28 |
副問合せ種別の情報 |
SUBQUERY HASH |
||
29 |
グループ化の処理方式の情報 |
GLOBAL HASH GROUPING |
||
30 |
結合方式の情報 |
HASH JOIN |
||
31 |
外への参照列を含む副問合せに関する情報※6,※7 |
副問合せ種別の情報 |
SUBQUERY LOOP |
「(f) 外への参照列を含む副問合せに関する情報」を参照してください。 |
32 |
副問合せの結果を格納するキャッシュに関する情報 |
副問合せのキャッシュの情報 |
USING CACHE |
「(g) 副問合せの結果を格納するキャッシュに関する情報」を参照してください。 |
33 |
再帰的問合せに関する情報 |
再帰的問合せの情報 |
RECURSIVE |
「(h) 再帰的問合せに関する情報」を参照してください。 |
34 |
SQL文の実行に関する情報 |
− |
− |
「(i) SQL文の実行に関する情報」を参照してください。 |
- (凡例)
-
−:アクセスパスの統計情報の出力対象となるSQL文を実行すると,アクセスパスの種類に関係なく,情報が出力されます。
- 注※1
-
副問合せの処理方式が,ネストループ作業表実行またはネストループ行値実行となる,外への参照列を含む副問合せの中で実行される検索処理の場合,対象のアクセスパスは,アクセスパスの統計情報に出力されません。
ただし,外への参照列を含む副問合せの中で実行される次の処理のアクセスパスについては,アクセスパスの統計情報に出力されます。
-
外への参照列を含まない副問合せの中で実行される検索処理
-
- 注※2
-
副問合せの処理方式が,作業表実行,作業表行値実行またはネストループ作業表実行となる副問合せについて,その結果を格納した作業表の検索処理の場合,対象のアクセスパスは,アクセスパスの統計情報に出力されません。
- 注※3
-
ネストループジョインが適用される表の結合処理で,ネストループジョインの外表および内表に関する検索処理の場合,対象のアクセスパスは,アクセスパスの統計情報に出力されません。ただし,ネストループジョインの最も外側の表が導出表の場合,その導出問合せに関する検索処理については,対象のアクセスパスがアクセスパスの統計情報に出力されます。
- 注※4
-
副問合せの処理方式が,ネストループ作業表実行またはネストループ行値実行となる,外への参照列を含む副問合せの中で実行される集合演算の場合,対象のアクセスパスは,アクセスパスの統計情報に出力されません。
ただし,外への参照列を含む副問合せの中で実行される次の処理のアクセスパスについては,アクセスパスの統計情報に出力されます。
-
外への参照列を含まない副問合せの中で実行される集合演算
-
- 注※5
-
副問合せの処理方式が,ネストループ作業表実行またはネストループ行値実行となる,外への参照列を含む副問合せの中で実行されるローカルハッシュグループ化の場合,対象のアクセスパスは,アクセスパスの統計情報に出力されません。
ただし,外への参照列を含む副問合せの中で実行される次の処理のアクセスパスについては,アクセスパスの統計情報に出力されます。
-
外への参照列を含まない副問合せの中で実行されるローカルハッシュグループ化の処理
-
- 注※6
-
副問合せの結果を評価する個所で,同じSUBQUERY LOOPが複数ある場合は,最初の1行目に出力されます。
- 注※7
-
アクセスパス情報のツリー表示でSUBQUERY LOOPがネストした場合,ネストしたSUBQUERY LOOPに対してアクセスパスの統計情報が出力されないことがあります。
(a) データアクセス情報
アクセスパスの統計情報に出力されるデータアクセス情報について,次の表に示します。
なお,更新系SQLに関するアクセスパスの統計情報の場合,更新対象となる表については,更新対象データまたは削除対象データを検索するときの情報だけが出力されます。データの追加処理,更新処理および削除処理を行うときの情報は出力されません。
また,データアクセス情報は,アクセスパスに対して複数行出力されることがあります。詳細については,「表10‒23 各アクセスパスのデータアクセス情報の出力行数と出力情報」を参照してください。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※1 |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
Data_path# |
対応するアクセスパスのツリー行番号 |
UINT8 |
− |
2 |
Data_dbbuff_page_request_cnt(table) |
実表へのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数 |
UINT8 |
最大値 |
3 |
Data_dbbuff_page_hit_cnt(table) |
実表へのアクセス時に使用するグローバルバッファのヒット回数 |
UINT8 |
最大値 |
4 |
Data_dbbuff_page_read_cnt(table) |
実表へのアクセス時に使用するグローバルバッファに対するファイル読み込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
5 |
Data_dbbuff_page_write_cnt(table) |
実表へのアクセス時に使用するグローバルバッファからのファイル書き込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
6 |
Data_dbbuff_tblscan_request_cnt |
実表へのアクセス時に使用するテーブルスキャンバッファのページ要求回数 |
UINT8 |
最大値 |
7 |
Data_dbbuff_tblscan_hit_cnt |
実表へのアクセス時に使用するテーブルスキャンバッファのページのヒット回数 |
UINT8 |
最大値 |
8 |
Data_dbbuff_tblscan_read_cnt |
実表へのアクセス時に使用するテーブルスキャンバッファブロックへのファイル読み込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
9 |
Data_dbbuff_tblscan_read_size |
実表へのアクセス時に使用するテーブルスキャンバッファのファイル読み込みサイズ(単位:キロバイト) |
UINT8 |
最大値 |
10 |
Data_dbbuff_tblscan_failed_cnt |
|
UINT8 |
最大値 |
11 |
Data_dbbuff_page_request_cnt(btree) |
B-treeインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数 |
UINT8 |
最大値 |
12 |
Data_dbbuff_page_hit_cnt(btree) |
B-treeインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのヒット回数 |
UINT8 |
最大値 |
13 |
Data_dbbuff_page_read_cnt(btree) |
B-treeインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファへのファイル読み込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
14 |
Data_dbbuff_page_write_cnt(btree) |
B-treeインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファからのファイル書き込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
15 |
Data_dbbuff_page_request_cnt(text) |
テキストインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数 |
UINT8 |
最大値 |
16 |
Data_dbbuff_page_hit_cnt(text) |
テキストインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのヒット回数 |
UINT8 |
最大値 |
17 |
Data_dbbuff_page_read_cnt(text) |
テキストインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファに対するファイル読み込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
18 |
Data_dbbuff_page_write_cnt(text) |
テキストインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファからのファイル書き込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
19 |
Data_dbbuff_page_request_cnt(range) |
レンジインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数 |
UINT8 |
最大値 |
20 |
Data_dbbuff_page_hit_cnt(range) |
レンジインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのヒット回数 |
UINT8 |
最大値 |
21 |
Data_dbbuff_page_read_cnt(range) |
レンジインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファに対するファイル読み込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
22 |
Data_dbbuff_page_write_cnt(range) |
レンジインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファからのファイル書き込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
23 |
Data_dbbuff_wrktbl_clt_tbl_cnt |
ローカル作業表用バッファの生成回数 |
UINT8 |
最大値 |
24 |
Data_dbbuff_wrktbl_clt_request_cnt |
ローカル作業表用バッファのページ要求回数 |
UINT8 |
最大値 |
25 |
Data_dbbuff_wrktbl_clt_page_hit_cnt |
ローカル作業表用バッファのヒット回数 |
UINT8 |
最大値 |
26 |
Data_dbbuff_wrktbl_clt_read_cnt |
ローカル作業表用バッファへのファイルの読み込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
27 |
Data_dbbuff_wrktbl_clt_write_cnt |
ローカル作業表用バッファからファイルへの書き込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
28 |
Data_dbbuff_page_request_cnt(glb_wrk) |
グローバル作業表用のグローバルバッファのページ要求回数 |
UINT8 |
最大値 |
29 |
Data_dbbuff_page_hit_cnt(glb_wrk) |
グローバル作業表用のグローバルバッファのヒット回数 |
UINT8 |
最大値 |
30 |
Data_dbbuff_page_read_cnt(glb_wrk) |
グローバル作業表用のグローバルバッファへのファイルの読み込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
31 |
Data_dbbuff_page_write_cnt(glb_wrk) |
グローバル作業表用のグローバルバッファからファイルへの書き込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
32 |
Data_bidx_page_split_cnt |
|
UINT8 |
最大値 |
33 |
Data_bidx_validation_check_cnt |
B-treeインデクスを使用した検索で,行が有効かどうかを判定した回数 |
UINT8 |
最大値 |
34 |
Data_ridx_chunk_judge_cnt |
レンジインデクスを使用した検索で,表のチャンクを判定した回数 |
UINT8 |
最大値 |
35 |
Data_ridx_chunk_skip_cnt |
レンジインデクスを使用した検索で,表のチャンクをスキップした回数 |
UINT8 |
最大値 |
36 |
Data_ridx_sgmt_judge_cnt |
レンジインデクスを使用した検索で,表のセグメントを判定した回数 |
UINT8 |
最大値 |
37 |
Data_ridx_sgmt_skip_cnt |
レンジインデクスを使用した検索で,表のセグメントをスキップした回数 |
UINT8 |
最大値 |
38 |
Data_tidx_page_split_cnt |
|
UINT8 |
最大値 |
39 |
Data_wrktbl_create_cnt |
作業表を作成した回数 |
UINT8 |
最大値 |
40 |
Data_wrktbl_drop_cnt |
作業表を削除した回数 |
UINT8 |
最大値 |
41 |
Data_wrktbl_page_assign_num |
割り当てた作業表ページ数 |
UINT8 |
最大値 |
42 |
Data_wrktbl_page_free_num |
解放された作業表ページ数 |
UINT8 |
最大値 |
43 |
Data_wrktbl_page_use_max |
割り当てた作業表のページ数のうち,最も大きいページ数 |
UINT8 |
最大値 |
44 |
Data_wrktbl_sort_merge_cnt |
作業表のソートでのソート段数の最大値 |
UINT8 |
最大値 |
45 |
Data_wrktbl_sort_page_max_cnt |
作業表のソート処理で割り当てた最も大きい作業表のページ数 |
UINT8 |
最大値 |
46 |
Data_dbarea_extension_cnt |
|
UINT8 |
最大値 |
47 |
Data_segmentrel_rthd_max_num |
|
UINT8 |
最大値 |
48 |
Data_log_usrfile_write_cnt |
ユーザログファイルへの書き込み回数 |
UINT8 |
最大値 |
49 |
Data_log_usrbuf_out_cnt |
ユーザログバッファの満杯による掃き出し回数 |
UINT8 |
最大値 |
50 |
Data_log_usrfile_max_size |
ユーザログファイルの使用量の最大値 |
UINT8 |
最大値 |
51 |
Data_directory_send_num |
|
UINT8 |
最大値 |
52 |
Data_access_info_type |
データアクセスの種別
データアクセスの種別と,アクセスパスの関係については,「表10‒23 各アクセスパスのデータアクセス情報の出力行数と出力情報」を参照してください。 |
CHAR |
− |
53 |
Data_csvread_file_cnt |
|
UINT8 |
最大値 |
54 |
Data_csvread_file_read_size |
|
UINT8 |
最大値 |
55 |
Data_deleted_rows_cnt |
|
UINT8 |
最大値 |
56 |
Data_tidx_all_search_cnt |
テキストインデクスを使用してチャンク内のデータを検索した際,チャンク内のデータを全件検索した回数 |
UINT8 |
最大値 |
57 |
Data_auditread_file_cnt |
ADB_AUDITREAD関数を使用してオープンされたファイルの数 |
UINT8 |
最大値 |
58 |
Data_auditread_file_read_size |
ADB_AUDITREAD関数を使用してファイルから読み込んだデータサイズの合計値(単位:バイト) |
UINT8 |
最大値 |
59 |
Data_cs_column_invalid_rows_cnt |
カラムストア表のカラムデータ用セグメント検索時に,無効行と判定された行数 |
UINT8 |
最大値 |
60 |
Data_cs_rowstore_fetch_rows_cnt |
カラムストア表の検索時に,ローストア形式のデータ(INSERT文またはUPDATE文で追加した行)にアクセスしてヒットした行数 |
UINT8 |
最大値 |
61 |
Data_cs_invalid_info_page_request_cnt |
カラムストア表の無効情報管理用ページのページ要求回数 |
UINT8 |
最大値 |
62 |
Data_dbbuff_page_request_max_cnt(table) |
実表へのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最大値) |
UINT8 |
最大値 |
63 |
Data_dbbuff_page_request_min_cnt(table) |
実表へのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最小値) |
UINT8 |
最大値 |
64 |
Data_dbbuff_tblscan_request_max_cnt |
実表へのアクセス時に使用するテーブルスキャンバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最大値) |
UINT8 |
最大値 |
65 |
Data_dbbuff_tblscan_request_min_cnt |
実表へのアクセス時に使用するテーブルスキャンバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最小値) |
UINT8 |
最大値 |
66 |
Data_dbbuff_page_request_max_cnt(btree) |
B-treeインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最大値) |
UINT8 |
最大値 |
67 |
Data_dbbuff_page_request_min_cnt(btree) |
B-treeインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最小値) |
UINT8 |
最大値 |
68 |
Data_dbbuff_page_request_max_cnt(text) |
テキストインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最大値) |
UINT8 |
最大値 |
69 |
Data_dbbuff_page_request_min_cnt(text) |
テキストインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最小値) |
UINT8 |
最大値 |
70 |
Data_dbbuff_page_request_max_cnt(range) |
レンジインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最大値) |
UINT8 |
最大値 |
71 |
Data_dbbuff_page_request_min_cnt(range) |
レンジインデクスへのアクセス時に使用するグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最小値) |
UINT8 |
最大値 |
72 |
Data_dbbuff_wrktbl_clt_request_max_cnt |
ローカル作業表用バッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最大値) |
UINT8 |
最大値 |
73 |
Data_dbbuff_wrktbl_clt_request_min_cnt |
ローカル作業表用バッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最小値) |
UINT8 |
最大値 |
74 |
Data_dbbuff_page_request_max_cnt(glb_wrk) |
グローバル作業表用のグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最大値) |
UINT8 |
最大値 |
75 |
Data_dbbuff_page_request_min_cnt(glb_wrk) |
グローバル作業表用のグローバルバッファのページ要求回数(リアルスレッド間の最小値) |
UINT8 |
最大値 |
- (凡例)
-
UINT8:8バイトの符号なし整数で出力されます。
CHAR:出力される内容で示した文字列が出力されます。
最大値:オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。
−:オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注
-
表に記載されていない出力項目は,すべて保守情報です。
- 注※1
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,出力形式のデータ型に応じて次の値が出力されることがあります。
-
出力形式のデータ型がUINT8の場合
0または実行途中の値
-
出力形式のデータ型がCHARの場合
空白
-
- 注※2
-
ハッシュテーブルの作成中にハッシュテーブル領域が不足した場合,複数の作業表が作成され,ハッシュテーブルに格納されるデータが,各作業表に分割されて格納されます。各作業表に対するハッシュテーブルの作成中にハッシュテーブル領域不足が再度発生した場合,作業表が新たに作成されます。この新たに作成された作業表を示しています。
各アクセスパスのデータアクセス情報の出力行数と出力情報について,次の表に示します。
項番 |
アクセスパスの種類 |
データアクセス情報の出力行数と出力情報 |
Data_access_info_typeに出力される内容 |
---|---|---|---|
1 |
CREATE GLOBAL WORK TABLE |
|
Access |
2 |
CREATE LOCAL WORK TABLE |
|
Access |
3 |
TABLE SCAN |
|
|
4 |
INDEX SCAN |
||
5 |
KEY SCAN |
||
6 |
WORK TABLE SCAN |
|
|
7 |
DERIVED TABLE |
|
|
8 |
TABLE FUNCTION DERIVED TABLE |
||
9 |
HASH JOIN |
||
10 |
NESTED LOOP JOIN |
||
11 |
SUBQUERY HASH |
||
12 |
GROUPING SET |
|
|
(b) 検索処理に関する情報
アクセスパスの統計情報に出力される検索処理に関する情報について,次の表に示します。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※5 |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
Scan_path# |
対応するアクセスパスのツリー行番号 |
UINT8 |
− |
2 |
Scan_row_cnt |
|
UINT8 |
WRAP |
3 |
Scan_start_time |
|
CHAR |
− |
4 |
Scan_end_time |
|
CHAR |
− |
5 |
Scan_max_rt_row_cnt |
|
UINT8 |
WRAP |
6 |
Scan_min_rt_row_cnt |
|
UINT8 |
WRAP |
- (凡例)
-
- UINT8:
-
8バイトの符号なし整数で出力されます。
- CHAR
-
:出力される内容で示した文字列が出力されます。
- WRAP:
-
18,446,744,073,709,551,615を超えると,ラップアラウンドして最小値に戻ります。
- −:
-
オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注
-
表に記載されていない出力項目は,すべて保守情報です。
- 注※1
-
次のように検索処理が複数回実行される場合,複数回の検索処理の値を合計した値が出力されます。
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している検索処理
-
グループ化処理で実行される検索処理(同一問合せ指定中に引数が異なるDISTINCT集合関数を複数指定した場合,各DISTINCT集合関数の結果を求めるためにグループ化処理が複数回実行されます)
-
ハッシュジョインが分割実行される場合,各ハッシュジョインで実行される検索処理
-
- 注※2
-
次のように検索処理が複数回実行される場合,1回目の検索処理の開始時刻が出力されます。
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している検索処理
-
グループ化処理で実行される検索処理(同一問合せ指定中に引数が異なるDISTINCT集合関数を複数指定した場合,各DISTINCT集合関数の結果を求めるためにグループ化処理が複数回実行されます)
-
ハッシュジョインが分割実行される場合,各ハッシュジョインで実行される検索処理
-
- 注※3
-
次のように検索処理が複数回実行される場合,最後の検索処理の終了時刻が出力されます。
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している検索処理
-
グループ化処理で実行される検索処理(同一問合せ指定中に引数が異なるDISTINCT集合関数を複数指定した場合,各DISTINCT集合関数の結果を求めるためにグループ化処理が複数回実行されます)
-
ハッシュジョインが分割実行される場合,各ハッシュジョインで実行される検索処理
-
- 注※4
-
年(YYYY)は4桁で出力されます。月(MM),日(DD),時(hh),分(mm),および秒(ss)は2桁で出力されます。マイクロ秒(nnnnnn)は6桁で出力されます。桁数が足りない場合は,足りない分,左側に0が補われます。△は半角空白を表します。
- 注※5
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,出力形式のデータ型に応じて次の値が出力されることがあります。
-
出力形式のデータ型がUINT8の場合
0または実行途中の値
-
出力形式のデータ型がCHARの場合
空白
-
(c) 集合演算に関する情報
アクセスパスの統計情報に出力される集合演算に関する情報について,次の表に示します。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※5 |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
Setop_path# |
対応するアクセスパスのツリー行番号 |
UINT8 |
− |
2 |
Setop_type |
集合演算種別
なお,SQL文に指定された集合演算種別と異なることがあります。 |
CHAR |
− |
3 |
Setop_sort |
集合演算時のソート処理の有無※1
|
CHAR |
− |
4 |
Setop_row_cnt |
集合演算による処理行数 |
UINT8 |
WRAP |
5 |
Setop_start_time |
|
CHAR |
− |
6 |
Setop_end_time |
|
CHAR |
− |
- (凡例)
-
UINT8:8バイトの符号なし整数で出力されます。
CHAR:出力される内容で示した文字列が出力されます。
WRAP:18,446,744,073,709,551,615を超えると,ラップアラウンドして最小値に戻ります。
−:オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注※1
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している集合演算による処理の場合,再帰ごとの値を合計した値が出力されます。
- 注※2
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している集合演算による処理の場合,1回目の再帰の開始時刻が出力されます。
- 注※3
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している集合演算による処理の場合,最後の再帰の終了時刻が出力されます。
- 注※4
-
年(YYYY)は4桁で出力されます。月(MM),日(DD),時(hh),分(mm),および秒(ss)は2桁で出力されます。マイクロ秒(nnnnnn)は6桁で出力されます。桁数が足りない場合は,足りない分,左側に0が補われます。△は半角空白を表します。
- 注※5
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,出力形式のデータ型に応じて次の値が出力されることがあります。
-
出力形式のデータ型がUINT8の場合
0または実行途中の値
-
出力形式のデータ型がCHARの場合
空白
-
(d) ハッシュグループ化領域に関する情報
アクセスパスの統計情報に出力されるハッシュグループ化領域に関する情報について,次の表に示します。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※ |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
Hashgrp_path# |
対応するアクセスパスのツリー行番号 |
UINT8 |
− |
2 |
Hashgrp_area_shortage |
ハッシュグループ化領域の領域不足の発生有無
|
CHAR |
− |
3 |
Hashgrp_area_sufficient_size |
|
UINT8 |
− |
4 |
Hashgrp_group_num |
グループ化による処理行数(HAVING句の評価前) |
UINT8 |
WRAP |
5 |
Hashgrp_wrktbl_max_row_cnt |
作業表への挿入行数の最大値(リアルスレッドごとの最大値) |
UINT8 |
WRAP |
- (凡例)
-
UINT8:8バイトの符号なし整数で出力されます。
CHAR:出力される内容で示した文字列が出力されます。
WRAP:18,446,744,073,709,551,615を超えると,ラップアラウンドして最小値に戻ります。
−:オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注
-
表に記載されていない出力項目は,すべて保守情報です。
- 注※
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,出力形式のデータ型に応じて次の値が出力されることがあります。
-
出力形式のデータ型がUINT8の場合
0または実行途中の値
-
出力形式のデータ型がCHARの場合
空白
-
(e) ハッシュテーブル領域に関する情報
アクセスパスの統計情報に出力されるハッシュテーブル領域に関する情報について,次の表に示します。
ハッシュテーブル領域に関する情報には,ハッシュフィルタの情報も出力されます。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※6 |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
Hashtbl_path# |
対応するアクセスパスのツリー行番号 |
UINT8 |
− |
2 |
Hashtbl_area_shortage |
ハッシュテーブル領域の領域不足の発生有無※1
|
CHAR |
− |
3 |
Hashtbl_wrktbl_bckt_max_row_cnt |
ハッシュテーブル領域が不足した場合の作業表への挿入行数の最大値(リアルスレッドごとの最大値)※2 |
UINT8 |
WRAP |
4 |
Hashtbl_filter_num |
ハッシュフィルタ数※3 |
UINT8 |
− |
5 |
Hashtbl_filter_disabled_num |
無効化されたハッシュフィルタの合計数※4,※5 |
UINT8 |
− |
6 |
Hashtbl_sum_filter_check_cnt |
|
UINT8 |
− |
7 |
Hashtbl_max_filter_check_cnt |
|
UINT8 |
− |
8 |
Hashtbl_min_filter_check_cnt |
|
UINT8 |
− |
9 |
Hashtbl_sum_filtering_cnt |
|
UINT8 |
− |
10 |
Hashtbl_max_filtering_cnt |
|
UINT8 |
− |
11 |
Hashtbl_min_filtering_cnt |
|
UINT8 |
− |
- (凡例)
-
UINT8:8バイトの符号なし整数で出力されます。
CHAR:出力される内容で示した文字列が出力されます。
WRAP:18,446,744,073,709,551,615を超えると,ラップアラウンドして最小値に戻ります。
−:オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注
-
表に記載されていない出力項目は,すべて保守情報です。
- 注※1
-
ハッシュ検索が複数回実行される次の処理の場合,すべてのハッシュ検索を通した情報が出力されます。
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している検索処理で実行されるハッシュ検索
-
同一問合せ指定中に引数が異なるDISTINCT集合関数を複数指定した場合に,各DISTINCT集合関数の結果を求めるために実行される複数回のグローバルハッシュグループ化
-
分割実行されるハッシュジョイン,または分割実行されるハッシュジョインに含まれるハッシュジョイン
-
- 注※2
-
ハッシュ検索が複数回実行される次の処理の場合,ハッシュ検索ごとの値のうち,最も大きい値が出力されます。
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している検索処理で実行されるハッシュ検索
-
同一問合せ指定中に引数が異なるDISTINCT集合関数を複数指定した場合に,各DISTINCT集合関数の結果を求めるために実行される複数回のグローバルハッシュグループ化
-
分割実行されるハッシュジョイン,または分割実行されるハッシュジョインに含まれるハッシュジョイン
-
- 注※3
-
ハッシュフィルタが適用されないSQL文の場合,0が出力されます。adb_sql_exe_hashflt_area_sizeオペランドが0の場合も,0が出力されます。
- 注※4
-
ハッシュフィルタが適用されないSQL文の場合,0が出力されます。adb_sql_exe_hashflt_area_sizeオペランドが0の場合,およびハッシュフィルタサイズが十分でない場合も,0が出力されます。
- 注※5
-
ハッシュ検索が複数回実行される次の処理の場合,すべてのハッシュ検索を通して合計した値に関する情報が出力されます。
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している検索処理で実行されるハッシュ検索
-
分割実行されるハッシュジョイン,または分割実行されるハッシュジョインに含まれるハッシュジョイン
なお,ハッシュフィルタに関する項目については,ハッシュフィルタごとに合計した値に関する情報が出力されます。
-
- 注※6
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,出力形式のデータ型に応じて次の値が出力されることがあります。
-
出力形式のデータ型がUINT8の場合
0または実行途中の値
-
出力形式のデータ型がCHARの場合
空白
-
(f) 外への参照列を含む副問合せに関する情報
アクセスパスの統計情報に出力される外への参照列を含む副問合せに関する情報について,次の表に示します。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※1 |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
Corsubq_path# |
対応するアクセスパスのツリー行番号 |
UINT8 |
− |
2 |
Corsubq_request_cnt |
外への参照列を含む副問合せを要求した回数※2 |
UINT8 |
WRAP |
- (凡例)
-
UINT8:8バイトの符号なし整数で出力されます。
WRAP:18,446,744,073,709,551,615を超えると,ラップアラウンドして最小値に戻ります。
−:オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注
-
表に記載されていない出力項目は,すべて保守情報です。
- 注※1
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,0または実行途中の値が出力されることがあります。
- 注※2
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している検索処理中の,外への参照列を含む副問合せである場合は,再帰ごとの値を合計した値が出力されます。
(g) 副問合せの結果を格納するキャッシュに関する情報
アクセスパスの統計情報に出力される副問合せの結果を格納するキャッシュに関する情報について,次の表に示します。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※1 |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
Corsubqc_path# |
対応するアクセスパスのツリー行番号 |
UINT8 |
− |
2 |
Corsubqc_request_cnt |
キャッシュを要求した回数※2 |
UINT8 |
WRAP |
3 |
Corsubqc_exec_cnt |
キャッシュにヒットしないで副問合せを実行した回数※2 |
UINT8 |
WRAP |
- (凡例)
-
UINT8:8バイトの符号なし整数で出力されます。
WRAP:18,446,744,073,709,551,615を超えると,ラップアラウンドして最小値に戻ります。
−:オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注
-
表に記載されていない出力項目は,すべて保守情報です。
- 注※1
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,0または実行途中の値が出力されることがあります。
- 注※2
-
再帰的問合せ内にある,再帰的問合せ名を参照している検索処理中の,副問合せである場合,再帰ごとの値を合計した値が出力されます。
(h) 再帰的問合せに関する情報
アクセスパスの統計情報に出力される再帰的問合せに関する情報について,次の表に示します。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※1 |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
Recurq_path# |
対応するアクセスパスのツリー行番号 |
UINT8 |
− |
2 |
Recurq_row_cnt |
再帰的問合せの処理行数 |
UINT8 |
WRAP |
3 |
Recurq_start_time |
|
CHAR |
− |
4 |
Recurq_end_time |
|
CHAR |
− |
5 |
Recurq_max_recursion |
最大再帰数指定の値 |
UINT8 |
− |
6 |
Recurq_recursion_cnt |
再帰した数 |
UINT8 |
WRAP |
- (凡例)
-
UINT8:8バイトの符号なし整数で出力されます。
CHAR:出力される内容で示した文字列が出力されます。
WRAP:18,446,744,073,709,551,615を超えると,ラップアラウンドして最小値に戻ります。
−:オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注
-
表に記載されていない出力項目は,すべて保守情報です。
- 注※1
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,出力形式のデータ型に応じて次の値が出力されることがあります。
-
出力形式のデータ型がUINT8の場合
0または実行途中の値
-
出力形式のデータ型がCHARの場合
空白
-
- 注※2
-
年(YYYY)は4桁で出力されます。月(MM),日(DD),時(hh),分(mm),および秒(ss)は2桁で出力されます。マイクロ秒(nnnnnn)は6桁で出力されます。桁数が足りない場合は,足りない分,左側に0が補われます。△は半角空白を表します。
(i) SQL文の実行に関する情報
アクセスパスの統計情報に出力されるSQL文の実行に関する情報について,次の表に示します。
項番 |
列のタイトル |
出力される内容※ |
出力形式 |
オーバフローが発生した場合 |
---|---|---|---|---|
1 |
SQLexec_result_wrk_size |
SQL文の実行結果を格納する領域のサイズ(単位:バイト) |
UINT8 |
− |
- (凡例)
-
UINT8:8バイトの符号なし整数で出力されます。
−:オーバフローは発生しません。または,該当しません。
- 注
-
表に記載されていない出力項目は,すべて保守情報です。
- 注※
-
対象のアクセスパスが実行されなかった場合,またはアクセスパスの実行が途中で中断された場合,0または実行途中の値が出力されることがあります。
(3) アクセスパスの統計情報に関する注意事項
-
すべてのアクセスパスが,アクセスパスの統計情報の出力対象となるわけではありません。そのため,アクセスパスの統計情報とSQL文の統計情報を突き合わせた場合,出力内容が不一致となることがあります。アクセスパスの統計情報に出力される項目については,「(2) アクセスパスの統計情報に出力される項目」を参照してください。
-
アクセスパスの統計情報の出力対象となるSQL文については,マニュアルHADB AP開発ガイドのAPのチューニングのアクセスパスの見方(SQL文の実行計画の見方)のアクセスパスとはにあるアクセスパスの出力対象となるSQL文を参照してください。
-
?パラメタの値の一括転送を使用して実行したSQL文の場合,アクセスパスの統計情報は出力されません。ただし,?パラメタの値の一括転送を使用した場合でも,?パラメタの組を1個しか指定していないときは,アクセスパスの統計情報が出力されます。?パラメタの値の一括転送については,マニュアルHADB AP開発ガイドのAPの性能向上に関する設計の?パラメタの値の一括転送を参照してください。