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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


10.9.2 実表の状態や使用量を確認したい場合

adbdbstatusコマンドで,表のサマリ情報を取得すると,実表の状態や使用量を確認できます。

〈この項の構成〉

(1) 実表が更新不可状態かどうかを確認する場合

実表が更新不可状態かどうかを確認する場合,次に示すadbdbstatusコマンドを実行してください。

実行するコマンドの例

ここでは,表ADBUSER01.T1のサマリ情報を出力します。

adbdbstatus -d summary -c table -n ADBUSER01.T1

adbdbstatusコマンドを実行すると,標準出力に表ADBUSER01.T1のサマリ情報が出力されます。

表のサマリ情報から,Non-updatableの出力内容を確認してください。non-updatableが出力されている場合,実表は更新不可状態となっています。

更新不可状態を解除するためには,Command_statusおよびRerun_commandの出力内容を確認して,Rerun_commandに出力されているコマンドを再実行してください。

(2) 実表の使用量を確認する場合

実表の使用量を確認する場合,次に示すadbdbstatusコマンドを実行してください。

実行するコマンドの例

ここでは,表ADBUSER01.T1のサマリ情報を出力します。

adbdbstatus -d summary -c table -n ADBUSER01.T1 -S M --shared-lock

adbdbstatusコマンドを実行すると,標準出力に表ADBUSER01.T1のサマリ情報が出力されます。

表のサマリ情報から,MB_Used_pagesの出力内容を確認してください。DBエリア内に格納されている実表のデータが使用している領域を,メガバイト単位で確認できます。