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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


9.4.2 認可識別子の指定規則

認可識別子の指定規則を次に示します。

■コマンドの-uオプションに認可識別子を指定する場合の規則

コマンドの-uオプションに認可識別子を指定する場合,次の規則があります。

  • 認可識別子に英小文字が含まれている場合

    英小文字が含まれる認可識別子を指定する場合は,認可識別子を\"(バックスラッシュと二重引用符)で囲むか,または二重引用符(")で囲み,さらにアポストロフィ(')で囲む必要があります。

    (例)

    -u \"ADBuser02\"

    -u '"ADBuser02"'

    上記のように指定しないと,認可識別子の文字列はすべて英大文字として見なされます。例えば,「-u ADBuser02」と指定した場合,「-u ADBUSER02」と指定したと見なされます。

  • 認可識別子に\が含まれている場合

    \はシェルが別の意味で使用している特殊文字のため,認可識別子に\が含まれている場合は,\の前にエスケープ文字を指定してください。

    (例)

    ・認可識別子にADBUSER\01を指定する場合:-u ADBUSER\\01

    ・認可識別子にADBuser\01を指定する場合:-u \"ADBuser\\01\"

    上記の例では,エスケープ文字として\を指定しています。