3.12.3 HADBサーバの開始時にKFAA91104-Qメッセージが出力された
HADBサーバの開始コマンド(adbstartコマンド)を実行したときに,KFAA91104-Qメッセージが出力された場合の対処方法について説明します。
HADBサーバの稼働中に,HADBサーバの終了コマンド(adbstopコマンド)を実行しないでOSをシャットダウンしたあとで,adbstartコマンドを実行した場合に,KFAA91104-Qメッセージ(トラブルシュート情報を削除してよいかどうかの確認メッセージ)が出力されます。
- ■KFAA91104-Qメッセージの出力例
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KFAA90000-I adbstart processing started. KFAA91104-Q Are you sure you want to discard trouble shoot information? (y/N)
HADBサーバを正しい手順で終了していないため,HADBサーバが異常終了した結果,トラブルシュート情報が出力されています。
この章で構築する体験環境については,出力されたトラブルシュート情報は不要であるため,削除します。
- 重要
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体験環境ではなく実際の業務で使用する環境で,adbstartコマンド実行時にKFAA91104-Qメッセージが出力された場合は,トラブルシュート情報を取得する必要があるかどうかを確認してください。詳細については,マニュアルHADB コマンドリファレンスのadbstart(HADBサーバの開始)の注意事項を参照してください。
KFAA91104-Qメッセージに対して,[Y]キーを押してください。[Y]キーを押すと,トラブルシュート情報が削除されたあとで,HADBサーバが開始されます。
- ■[Y]キーを押したあとのメッセージの出力例
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KFAA91105-I The HADB system was started normally. (HADB server operation mode = "NORMAL") KFAA90001-I adbstart processing ended. (return code = 0)
リターンコードが0なら,HADBサーバが開始されています。