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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


3.7.4 作成したHADBユーザに権限を付与する

ここでは,HADBユーザ「ADBUSER02」に対して,表の作成・検索に必要な権限を付与します。

〈この項の構成〉

(1) 権限を付与するSQL文を実行する

HADBユーザに権限を付与するためには,定義系SQLのGRANT文を使用します。ここでは,表の作成・検索で必要な権限として,次に示す2つの権限をHADBユーザ「ADBUSER02」に付与します。

次に示すSQL文を入力して,[Enter]キーを押してください。

なお,末尾に必ず半角のセミコロン()を入力してください。SQL文が実行されません。

GRANT CONNECT,SCHEMA TO "ADBUSER02";

これで,HADBユーザ「ADBUSER02」に,CONNECT権限およびスキーマ定義権限が付与されます。

(2) 権限を付与した結果を確認する

HADBユーザ「ADBUSER02」に権限を付与した場合,次に示すメッセージが出力されます。出力されるメッセージの例を次に示します。

■出力されるメッセージの例
KFAA96403-I SQL processing completed.

権限が付与されたことを確認したら,権限の付与は完了です。

(3) HADBサーバへの接続を終了する

HADBユーザを作成して権限を付与したら,adbsqlコマンドを終了します。次に示すadbsqlサブコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。

なお,末尾に必ず半角のセミコロン()を入力してください。SQL文が実行されません。

#EXIT;

adbsqlコマンドが終了し,ほかのコマンドを入力できる状態になります。実行結果の例を次に示します。

■実行結果の例
[adbmanager@localhost ~]$

(4) 関連項目

9.4 実表を定義するHADBユーザを作成する