2.15.1 チャンクアーカイブ機能とは
センサデータや売上データのように,毎日大量に増加するデータを長期間保管する場合,ストレージの容量不足が発生したり,ストレージの追加コストが想定よりも増えたりすることがあります。このような問題がある場合,DBエリア内のデータを圧縮してファイルに出力(アーカイブ)することで,データベースの容量を削減することができます。データのアーカイブはチャンク単位で実行します。この機能をチャンクアーカイブ機能といいます。
チャンクアーカイブ機能を使用したデータのアーカイブを次の図に示します。
- [説明]
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チャンク内のデータが圧縮されてファイルに出力(アーカイブ)されます。このファイルをアーカイブファイルといいます。1つのチャンクをアーカイブすると,1つ以上のアーカイブファイルが作成されます。
アーカイブファイルを格納するディレクトリをアーカイブディレクトリといいます。
アーカイブされるのは表データだけです。インデクスデータはアーカイブされないで削除されます。
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アーカイブ対象のチャンク内のデータは削除されます。
データがアーカイブされたチャンクは,アーカイブ状態のチャンクになります。
この一連の処理をチャンクのアーカイブといいます。チャンクをアーカイブするには,adbarchivechunkコマンドを実行します。
- メモ
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チャンクアーカイブ機能を使用すると,データベースの容量を削減できますが,アーカイブされているデータを検索する場合,次に示す原因によって,アーカイブされていないデータを検索するときに比べて検索時間が長くなります。
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データの伸長に時間が掛かる
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インデクスを使用した検索ができない
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