2.12.1 クライアントグループ機能の概要
HADBでは,複数のHADBクライアントを,1つのグループにまとめて管理するクライアントグループ機能をサポートしています。
クライアントグループ機能を適用すると,1つのグループが使用できる接続数や処理リアルスレッド数を設定できます。グループに所属するHADBクライアントは,グループに設定した接続数や処理リアルスレッド数の範囲内で,処理を実行するようになります。
クライアントグループ機能の概要について,接続数の管理を例に説明します。
クライアントグループ機能を適用して,複数のグループに対して,必要な接続数や処理リアルスレッド数を適切に設定すると,次のような運用を実現できます。
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特定のHADBクライアントやコマンドが,HADBサーバに集中して接続したり,処理リアルスレッドを使用し過ぎたりすることを防ぐ(ほかのHADBクライアントやコマンドが行う処理に影響を与えないようにする)。
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定期的に実行する処理があるHADBクライアントやコマンドのために,実行に必要な接続数や処理リアルスレッド数を常に確保しておく(ほかのHADBクライアントやコマンドが行う処理の影響を受けないようにする)。