Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


16.19.1 ワーカーノードの新規追加

サーバマシンの追加によるワーカーノードの新規追加手順を次に示します。

なお,次の手順を実施する前に,サーバ定義のadb_sys_multi_max_worker_nodesオペランドの指定値を確認してください。このオペランドの指定値を超える数のワーカーノードをマルチノード構成に追加することはできません。また,このオペランドの指定がない場合は,このオペランドを追加してください。このオペランドの指定値を変更する場合,またはこのオペランドを追加する場合は,マルチノード構成のHADBサーバをいったん終了してください。

手順

  1. サーバマシンを追加して,HADBサーバのインストールおよび環境設定を行う

    HADBサーバのインストールおよび環境設定については,「16.3.2 HADBサーバのインストールおよび環境設定」を参照してください。

  2. 追加するワーカーノードのサーバ定義を作成する

    ワーカーノードのサーバ定義には,adb_sys_multi_worker_node_infoオペランドを必ず指定してください。

    ワーカーノードのサーバ定義の指定例については,「16.3.5 各ノードでのサーバ定義の作成」を参照してください。

  3. adbinitコマンドを実行して,追加するワーカーノードのDBディレクトリを作成する

    重要

    adbinitコマンドを実行する前に,「16.18.2 セカンダリノードの新規追加時にadbinitコマンドを実行する際の留意事項」で説明している内容を確認してください。その際,セカンダリノードをワーカーノードに読み替えてください。

  4. adbstartコマンドを実行して,ワーカーノードのHADBサーバを開始する

    adbstartコマンドが正常終了すると,マルチノード構成にワーカーノードが追加されます。

重要

同義語検索を行っている場合,ワーカーノードを追加したあとに同義語辞書ファイルの同期を取る必要があります。同義語辞書ファイルの同期を取る方法については,「16.26.5 同義語辞書ファイルの同期を取る」を参照してください。