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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


11.16.5 同義語を追加する

同義語辞書に同義語を追加する方法を説明します。

例題

同義語辞書Dictionary1に登録されている同義語グループに同義語を追加します。この例では,「リレーショナルデータベース」と「RDB」を追加しています。

手順

  1. 保管している同義語一覧定義ファイルの指定を修正する

    <同義語一覧定義ファイルの指定内容>

    データベース,データバンク,database,リレーショナルデータベース,RDB↓
    アプリケーションサーバ,APサーバ,application server↓

    (凡例)↓:改行

    保管しているDictionary1用の同義語一覧定義ファイルを修正します。この例では,下線部分の同義語を追加しています。

    重要

    変更がない同義語グループはそのまま指定してください。上記の例の2行目(アプリケーションサーバの行)が該当します。上記の例の2行目を指定しないと,アプリケーションサーバの行の同義語グループが削除されてしまいます。

    この例では,Dictionary1用の同義語一覧定義ファイルを次のファイル名で保存しているとします。

    • /home/adbmanager/dictionary1_synonym.txt

  2. 保管している辞書情報登録ファイルの指定内容を確認する

    <辞書情報登録ファイルの指定内容>

    Dictionary1,/home/adbmanager/dictionary1_synonym.txt,CORRECTIONRULE,DBとAPサーバの関連用語↓

    (凡例)↓:改行

    保管しているDictionary1用の辞書情報登録ファイルの指定内容を確認してください。同義語の追加によってコメントを変更する必要がある場合は,コメントを変更してください。

    この例では,辞書情報登録ファイルを次のファイル名で保存しているとします。

    • /home/adbmanager/dictionary1_information.txt

  3. 同義語辞書ファイルの格納ディレクトリの空き容量を確認する

    空き容量の確認方法については,「11.16.12 同義語辞書ファイルの格納ディレクトリに必要な空き容量を確認する」を参照してください。

  4. adbsyndictコマンドを実行して同義語辞書を更新する

    adbsyndict -m /home/adbmanager/dictionary1_information.txt

    -mオプションには,手順の2.で確認した辞書情報登録ファイルの絶対パス名を指定します。

  5. 同義語辞書ファイルの格納ディレクトリのバックアップを取得する

    同義語辞書を更新した場合,同義語辞書ファイルが更新されます。同義語辞書ファイルに障害が発生した場合に備えて,同義語辞書ファイルの格納ディレクトリのバックアップを取得してください。バックアップを取得しないと,同義語辞書ファイルに障害が発生した場合,同義語辞書ファイルをadbsyndictコマンドで再作成する必要があります。

    同義語辞書ファイルの格納ディレクトリは,サーバ定義のadb_syndict_storage_pathオペランドに指定したディレクトリです。

メモ