8.12.2 アンインストール後に実施する作業
HADBサーバのアンインストールが完了したら,次の作業を実施してください。
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不要な環境変数の削除
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不要なディレクトリとファイルの削除
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ITRUの採取パターン定義ファイルの削除
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自動起動設定のユニットファイルの削除
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サーバ定義adb_sta_log_pathオペランドで指定した統計ログファイルの出力先ディレクトリの削除
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サーバディレクトリを格納するディレクトリの削除
- 〈この項の構成〉
(1) 不要な環境変数の削除
HADBサーバのインストール作業時に,「8.4 環境変数の設定」を参照して設定した環境変数のうち,不要な環境変数をHADB管理者で削除してください。
(2) 不要なディレクトリとファイルの削除
不要なディレクトリとファイルを,スーパユーザで削除してください。削除対象のディレクトリとファイルは,サーバマシンのOSのバージョンによって異なります。
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RHEL 6の場合
次に示すディレクトリを,スーパユーザで削除してください。
■削除が必要なディレクトリ
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障害情報(コアファイル)の出力先ディレクトリ
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通信情報ファイルを格納するディレクトリ
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/dev/HADB/pth
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/lib/udev/devices/HADB/pth
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各ディレクトリ下にファイルが残っている場合,ファイルもあわせて削除してください。
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RHEL 7以降の場合
次に示すディレクトリとファイルを,スーパユーザで削除してください。
■削除が必要なディレクトリとファイル
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障害情報(コアファイル)の出力先ディレクトリ
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通信情報ファイルを格納するディレクトリとファイル
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/dev/HADB/pth
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/etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.conf
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各ディレクトリ下にファイルが残っている場合,ファイルもあわせて削除してください。
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(3) ITRUの採取パターン定義ファイルの削除
HADBサーバをアンインストールしたサーバマシンにITRUがインストールされている場合は,ITRUの採取パターン定義ファイル(!8A9_HADB)を削除する必要があります。
次に示すファイルを,スーパユーザで削除してください。
- ■削除が必要なITRUの採取パターン定義ファイル
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/etc/opt/hitachi/systoru/pattern/!8A9_HADB
(4) 自動起動設定のユニットファイルの削除
HADBサーバのインストール後に,「8.2.3 インストール後に実施する作業」の「(4) HADBサーバの自動起動の設定」の手順に従い,OSの起動時や再起動時にHADBサーバを自動的に開始するように設定した場合は,サービスユニット用のユニットファイルを次の手順で削除してください。
手順
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HADBサーバのサービスユニットを無効化する
次に示すコマンドをスーパユーザで実行してください。
systemctl disable hadb.service
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サービスユニット用のユニットファイルを削除する
次に示すファイルをスーパユーザで削除してください。
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/etc/systemd/system/hadb.service
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(5) サーバ定義adb_sta_log_pathオペランドで指定した統計ログファイルの出力先ディレクトリの削除
アンインストールしたHADBサーバで,サーバ定義adb_sta_log_pathオペランドを指定していた場合は,統計ログファイルの出力先ディレクトリを削除してください。この操作は,HADB管理者で実行してください。
統計ログファイルの出力先ディレクトリ下にファイルがある場合は,ファイルも一緒に削除してください。
(6) サーバディレクトリを格納するディレクトリの削除
サーバディレクトリを格納するディレクトリ(/HADB)を,スーパユーザで削除してください。次に示すOSのコマンドを入力して,サーバディレクトリを格納するディレクトリ(/HADB)を削除してください。
- ■コマンドの実行例
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rm -rf /HADB