6.23.1 コマンドの最大同時実行数について
「6.23 コマンドを同時実行する際の考慮点」で説明したコマンドの最大同時実行数は,サーバ定義adb_sys_max_usersオペランドの値と,HADBサーバに接続中のAPの数によって決まります。コマンドの最大同時実行数を求める計算式を次に示します。
- 計算式
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コマンドの最大同時実行数= MAX_USERS − AP_CNCT_NUM
変数の説明
- MAX_USERS
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サーバ定義adb_sys_max_usersオペランドに指定した最大同時接続数
「7.2.1 システム構成に関するオペランド(set形式)」のadb_sys_max_usersオペランドを参照してください。
- AP_CNCT_NUM
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HADBサーバに接続中のAPの数
HADBサーバに接続中のAPは,adbls -d cnctコマンドで確認できます。adbls -d cnctコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスのadbls -d cnct(コネクションの状態表示)を参照してください。
上記の計算式で求めた値を超えた数のコマンドを同時に実行できません。最大同時実行数の上限を超えた場合,エラーとなります(KFAA30932-Eメッセージが出力されます)。
なお,adbstatコマンドについては,最大同時実行数の上限はありません。