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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


6.15 監査証跡の出力先ディレクトリの容量見積もり

ここでは,監査証跡の出力先ディレクトリの容量の求め方について説明します。監査証跡の出力先ディレクトリの容量は,監査証跡機能を使用する場合に求める必要があります。

メモ

監査証跡の出力先ディレクトリとは,サーバ定義のadb_audit_log_pathオペランドに指定するディレクトリのことです。

監査証跡の出力先ディレクトリの容量(AUDFILE)については,次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:メガバイト)

AUDFILE = aud_log_max_size × aud_log_max_num

変数の説明

aud_log_max_size

サーバ定義adb_audit_log_max_sizeオペランドの指定値

adb_audit_log_max_sizeオペランドについては,「7.2.9 監査証跡機能に関するオペランド(set形式)」を参照してください。

aud_log_max_num

サーバ定義adb_audit_log_max_numオペランドの指定値

adb_audit_log_max_numオペランドについては,「7.2.9 監査証跡機能に関するオペランド(set形式)」を参照してください。

なお,adb_audit_log_max_numオペランドに0を指定すると,上限なく監査証跡ファイルが作成されます。そのため,変数AUDFILEを求めることができません。adb_audit_log_max_numオペランドに0を指定する場合は,次に示す監査証跡機能の運用を考慮して,監査証跡の出力先ディレクトリの容量を求めてください。

  • 出力される監査証跡のデータ容量と,作成される監査証跡ファイルの数

  • 監査証跡ファイルを,監査証跡の出力先ディレクトリから監査証跡の保存先ディレクトリに移動する頻度

監査証跡機能の運用については,「12. 監査証跡機能の運用」を参照してください。