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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


7.2.9 監査証跡機能に関するオペランド(set形式)

[49] adb_audit_log_path = 監査証跡の出力先ディレクトリ

〜〈パス名〉((2〜510バイト))

監査証跡の出力先ディレクトリを絶対パス名で指定します。監査証跡機能を使用する場合,このオペランドは必ず指定してください。

[50] adb_audit_log_max_size = 監査証跡ファイルの最大容量

~〈整数〉((256~1,024))《256》(単位:メガバイト)

監査証跡ファイル1つ当たりの最大容量をメガバイト単位で指定します。

通常,このオペランドの指定は不要です。監査証跡ファイルの最大容量を大きくしたい場合に,このオペランドを指定してください。

なお,JP1/Auditと連携して監査証跡を管理する場合は,このオペランドにはデフォルト値を指定してください。監査証跡ファイルの最大容量が大きいと,JP1/Auditによる監査証跡の収集漏れが発生するおそれがあります。

[51] adb_audit_log_max_num = 監査証跡ファイルの最大世代数

~〈整数〉((0,4~10,000))《0》

監査証跡の出力先ディレクトリ下に作成される監査証跡ファイルの最大世代数を指定します。

このオペランドの指定値が,監査証跡の出力先ディレクトリ下に作成される監査証跡ファイル数の上限値になります。

通常,このオペランドの指定は不要です。作成される監査証跡ファイル数の上限を設定したい場合に,このオペランドを指定してください。監査証跡ファイル数が上限を超えた場合,いちばん古い監査証跡ファイルが削除されます。

このオペランドを省略した場合,またはこのオペランドに0を指定した場合は,上限なく監査証跡ファイルが作成されます。

また,このオペランドに13を指定した場合は,4を指定したと仮定されます。その際,KFAA51413-Wメッセージが出力されます。

このオペランドの指定値は,HADBサーバを開始したときに有効となります。

重要

このオペランドの指定値を変更する場合は,監査証跡の出力先ディレクトリに格納されている監査証跡ファイル数を確認してください。そして,確認した監査証跡ファイル数よりも大きい値を,このオペランドに指定してください。

監査証跡の出力先ディレクトリに格納されている監査証跡ファイル数よりも小さい値をこのオペランドに指定した場合は,HADBサーバは開始できません(エラーとなります)。