Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


6.12.9 PURGE CHUNK文実行時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方

PURGE CHUNK文実行時に出力されるユーザログ容量は,次に示す計算式から求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

変数の説明

chunk_num

1つのPURGE CHUNK文で削除するチャンク数

TBLCHPRGLOG(j)

実表のチャンクが保持する行データの削除ログ

削除するチャンクごとに,次に示す計算式で求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

dbarea_file_num

実表を格納するデータ用DBエリアのDBエリアファイル数

SGCHTBL

実表のチャンクが確保するセグメント数

SEGBF

実表を格納するデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

page_size

実表を格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)

usrlog_file_num

次に示す計算式から求めてください。

[図データ]

データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」を参照してください。

PURGE CHUNK文実行時に必要なユーザログファイル数は,「6.12.15 ユーザログファイル数の求め方」の「(1) ユーザログファイル数を見積もる必要があるSQL文」を参照してください。

IDXCHPRGLOG(j)

処理対象表のチャンクごとのインデクスデータの削除ログ

削除するチャンクごとに,次に示す計算式で求めてください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

idx_num

削除対象の実表に定義されたインデクスの数

dbarea_file_num(i)

インデクスを格納するデータ用DBエリアのDBエリアファイル数

SGCHIDX(i)

インデクスのチャンクが確保するセグメント数

SEGBF(i)

インデクスごとのデータ用DBエリアのセグメントブロック化係数

page_size(i)

インデクスごとのデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)

usrlog_file_num

次に示す計算式から求めてください。

[図データ]

データ用DBエリアのセグメント数,およびセグメントブロック化係数については,「5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」を参照してください。

PURGE CHUNK文実行時に必要なユーザログファイル数は,「6.12.15 ユーザログファイル数の求め方」の「(1) ユーザログファイル数を見積もる必要があるSQL文」を参照してください。

STBLUPDLOG

システム表(実表)からデータを削除したときの更新ログ

変数STBLUPDLOGには,480バイトを代入してください。

PRGLOCLOG

ロケーション表の更新ログ

次に示す計算式から求めてください。

なお,処理対象表がアーカイブマルチチャンク表以外の表である場合は,0を代入してください。また,処理対象のチャンクがアーカイブ状態ではない場合も,0を代入してください。

計算式(単位:バイト)

[図データ]

DELLOG

6.12.7 データベースの更新時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」のDELETE文(行の削除)を実行した場合に出力されるユーザログ容量の計算式から求めてください。ただし,次に示す変数については,代入する値が異なります。対象の変数と代入する値を次に示します。

VRWLOG

0を代入してください。

IDXSLOG

変数IDXSLOGを求める場合,「6.12.7 データベースの更新時に出力されるユーザログ容量(変数max_user_log)の求め方」の「(3) B-treeインデクスユーザログ容量の求め方」を参照してください。ただし,次に示す変数については,代入する値が異なります。対象の変数と代入する値を次に示します。

  • idx_num

    1を代入してください。

  • IDXLOG(i)

    次に示す計算式から求めてください。

    計算式

    [図データ]

LROWNUM

adbarchivechunkコマンドで作成されるアーカイブファイル数(単位:個)

5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」の「(f) 変数SGROWTBLの求め方(マルチチャンク表の場合)」にある変数LROWNUMの計算式から求めてください。ただし,次に示す変数については,代入する値が異なります。対象の変数と代入する値を次に示します。

  • archive_chunk_num

    1を代入してください。

  • merge_chunk_num

    0を代入してください。

LBP

5.8.1 データ用DBエリアの総ページ数の求め方」の「(2) 変数の説明」の「(f) 変数SGROWTBLの求め方(マルチチャンク表の場合)」にある変数LBP(i)の計算式から求めてください。ただし,次に示す変数については,代入する値が異なります。対象の変数と代入する値を次に示します。

  • LROWNUM

    上記の変数LROWNUMで求めた値を代入してください。

page_size

アーカイブマルチチャンク表を格納するデータ用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)

del_row_num

上記の変数LROWNUMで求めた値を代入してください。