Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


2.13.2 クライアント定義の集中管理機能を使用する場合に作成するファイル

クライアント定義の集中管理機能を使用する場合,HADBサーバ上に次に示すファイルを作成します。

〈この項の構成〉

(1) クライアント管理定義ファイルに指定する情報

クライアント管理定義ファイルには,HADBサーバに接続する認可識別子と,その認可識別子で接続したAP(adbsqlコマンドを含む)に適用するクライアント定義ファイルを指定します。指定例を次に示します。

指定例
adbclientmang -f client01.def -i ADBUSER01,ADBUSER02             ...1
adbclientmang -f client02.def -i ADBUSER03                       ...2
adbclientmang -f client03.def -i ADBUSER04,ADBUSER05,ADBUSER06   ...3
      :               :              :

[説明]

  1. 認可識別子ADBUSER01またはADBUSER02で接続したAPには,クライアント定義ファイルclient01.defのクライアント定義を適用します。

  2. 認可識別子ADBUSER03で接続したAPには,クライアント定義ファイルclient02.defのクライアント定義を適用します。

  3. 認可識別子ADBUSER04ADBUSER05,またはADBUSER06で接続したAPには,クライアント定義ファイルclient03.defのクライアント定義を適用します。

クライアント管理定義ファイルは,HADBサーバの$ADBDIR/confディレクトリ下に格納します。

(2) クライアント定義ファイルに指定する情報

クライアント定義ファイルには,クライアント定義を指定します。クライアント定義ファイルは,HADBサーバの$ADBDIR/confディレクトリ下に格納します。

なお,次に示すオペランドは,HADBサーバのクライアント定義に指定しても無視されるため,指定する必要はありません。次に示すオペランドは,HADBクライアントのクライアント定義に指定します。

上記以外のオペランドを省略した場合,そのオペランドの省略値が仮定されます。