13.2.3 adbimportコマンドまたはadbidxrebuildコマンドが再実行できない場合の対処方法
中断したadbimportコマンドまたはadbidxrebuildコマンドが再実行できない原因として,次のどちらかのファイルにアクセスできないことが考えられます。その場合,対応するメッセージがメッセージログファイルに出力されます。
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コマンドステータスファイル
KFAA50244-Eメッセージが出力されます。
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作業用一時ファイル
KFAA50247-Eメッセージが出力されます。
また,KFAA50244-EメッセージおよびKFAA50247-Eメッセージ以外のメッセージが出力されている場合は,ほかの原因が考えられます。原因は,出力されたメッセージから確認できます。
対処方法は,出力されたメッセージによって異なります。それぞれの対処方法を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) KFAA50244-Eメッセージが出力されたとき(コマンドステータスファイルにアクセスできないとき)
--forceオプションを指定して,adbidxrebuildコマンドを実行してください。
なお,中断したコマンドがバックグラウンドインポートを適用した(-bオプションを指定した)adbimportコマンドの場合は,adbidxrebuildコマンドに--forceオプションを指定して実行すると,adbimportコマンドで処理中だった表データの格納情報が削除されます。この場合,中断したadbimportコマンドは実行されていない状態に戻ります。そのため,adbidxrebuildコマンドを実行したあとに,-bオプションを指定して,中断したadbimportコマンドを再実行してください。
対処手順の詳細については,次に示す項目を参照してください。
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マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドが異常終了したときの対処方法(システムログを取得している場合)」の「adbimportコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」
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マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbidxrebuild(インデクスの再作成)」の「adbidxrebuildコマンドが異常終了したときの対処方法(システムログを取得している場合)」の「adbidxrebuildコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」
(2) KFAA50247-Eメッセージが出力されたとき(作業用一時ファイルにアクセスできないとき)
--create-temp-fileオプションを指定して,adbidxrebuildコマンドを実行してください。
なお,中断したコマンドがバックグラウンドインポートを適用した(-bオプションを指定した)adbimportコマンドの場合は,adbidxrebuildコマンドに--create-temp-fileオプションを指定して実行することで,中断したadbimportコマンドの実行が完了します。
対処手順の詳細については,次に示す項目を参照してください。
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マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbimport(データのインポート)」の「adbimportコマンドが異常終了したときの対処方法(システムログを取得している場合)」の「adbimportコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」
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マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbidxrebuild(インデクスの再作成)」の「adbidxrebuildコマンドが異常終了したときの対処方法(システムログを取得している場合)」の「adbidxrebuildコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」