11.4.1 HugePagesを適用した共有メモリの使用量の削減
HADBサーバの共有メモリにHugePagesを適用した場合,必要以上にメモリを確保することがあります。その結果,Linuxのカーネルなどの性能が低下するおそれがあります。
HADBサーバの共有メモリにHugePagesを適用した場合は,確保しているメモリ量が適切かどうかを確認してください。チューニング方法を次に示します。
手順
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全メモリの最大使用量を確認する
adbstatコマンドを実行して出力される「HADBサーバの統計情報」のうち,次に示す情報を確認してください。
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Total_memory_max_size(全メモリの最大使用量)
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カーネルパラメタを確認する
HADBサーバをインストールしたマシンのOSに設定したカーネルパラメタvm.nr_hugepagesの指定値を確認してください。
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確保しているメモリ量が適切かどうかを確認する
手順1.で確認したTotal_memory_max_sizeに出力された値よりも,手順2.で確認したvm.nr_hugepagesの指定値が大きい場合,必要以上にメモリを確保しています。vm.nr_hugepagesの指定値を,Total_memory_max_sizeに出力された値にあわせて小さくしてください。